スマホを使うシニアに教えてあげたい「6つの注意点」。年末年始、家族で一緒に確認を!
シニアのスマホ所有率が高まっています。NTTドコモ モバイル社会研究所が2024年3月に発表した調査結果によると、60代で9割、70代で8割、80代前半で6割を超える人がスマホを所有しています。 【グラフ】スマホのセキュリティ対策「十分でない」と感じているシニアの割合 一方でスマホの使用については、少し心配なデータが出ています。同社が11月5日に発表した調査結果では、 80代前半の約4割がスマホのセキュリティ対策を「何も行っていない」と回答しているほか、70~80代の約6割が自身のスマホのセキュリティ対策は「十分でない」と実感しています。 なぜそのように感じるかについては、半数のシニアが「何をどこまですれば十分なのかよく分からない」と回答。何に注意すればいいのか分からず、漠然とした不安を感じているようです。 そこで、年末年始などの帰省のタイミングでシニアのスマホユーザーと会う予定のある方には、「スマホを利用する際の注意点」を本人と一緒に確認することをおすすめします。若い世代の方にとっても、自分自身のスマホ利用について見直す機会になりますよ。
◆1. 画面ロックを設定する
意外に思う人もいるかもしれませんが、スマホの画面ロック(パスワードや指紋認証、顔認証など)を設定していないシニアもいます。「すぐにスマホを開けないと不便」「スマホの中を見られても困らない」などの理由から設定したくないと考えるようです。 しかし、もしスマホを落とし悪意のある人に拾われてしまったら、保存されている情報が悪用されてしまいます。連絡先の情報が流出してしまったり、家族や孫の写真がどこかに転送されてしまうかもしれません。メッセージなどから自宅を特定され、強盗などに入られる危険性もあります。 したがって、画面ロックは必ず設定するようにしましょう。顔認証や指紋認証が付いている機種なら楽にロックを解除できますので、設定しておくのがおすすめです。
▼iPhone
iPhoneの場合は「設定」を開き、「Face IDとパスコード」もしくは「Touch IDとパスコード」を開き、「iPhoneのロックを解除」をオンにします。画面をスクロールすると、パスコードの設定もできます。忘れづらいパスコードを設定しておきましょう。