2025年の干支・蛇を祀る関西の神社3選、新年のスタートに
気になるお悩みにピンポイントで応えてくださる、2025年にあやかりたい神様が坐ます関西の神社をご紹介。ぜひ訪れて手を合わせてみよう。 【写真】蛇を祀る、奈良県の大神神社 ■ ヘビにネズミにサル、動物たちから力をもらう 大豊神社(京都市左京区) 仁和3年(887)、宇多天皇の病気平癒を祈願して創建。本殿に医薬の神・少彦名命(すくなひこなのみこと)と菅原道真公、応神天皇を祀り、神使である白蛇と黒蛇が守る。「脱皮を繰り返すヘビは、不老不死、若返りの象徴とされてきました。田畑を潤す水神でもあり、財をもたらすとも言われています」と宮司の小林哲人さん。末社には狛ねずみ、狛きつね、狛さる、狛とびも鎮座。ぜひ探して手を合わせよう。 京都府京都市左京区鹿ケ谷宮ノ前町1/参拝自由(授与所は9:00~17:00)
■ ヘビとして顕現し、人間生活を守護 大神神社(奈良県桜井市) 日本最古の神社と言われ、祭神の大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が鎮まる三輪山そのものを御神体とする。本殿は設けず拝殿奥の三ツ鳥居を通して拝する、原初の神祀りの様を伝える。拝殿に向かって右に立つご神木の杉の大木には、大物主大神の化身の白蛇が棲むことから「巳の神杉」と呼ばれる。福徳をもたらす霊威として崇められ、ヘビの好物である卵が境内各所に供えられている。 奈良県桜井市三輪1422/参拝自由(授与所は9:00~17:00 ※12~2月は~16:30)
■ 再出発を後押しする、女神と蛇神さま 姫嶋神社(大阪市西淀川区) 慢心を起こした夫から逃れ同地で再起し、女たちに機織などの技術を伝えたという阿迦留姫命(あかるひめのみこと)が主祭神。人生を明るく照らしてくれる決断と行動の女神のご神威から、「やりなおし神社」とも呼ばれている。また、境内の末社・楠社には再生の象徴でもある蛇神様を奉祀。後ろには昭和20年(1945)6月に戦火で焼けたご神木の大楠があり、「再出発の木」として崇敬を集めている。 大阪府大阪市西淀川区姫島4-14-2/参拝自由(授与所は10:00~12:00、13:00~16:00)