福島などで震度5弱、気象庁緊急会見2回目(全文1)2、3日は大きい地震に注意
福島、茨城、栃木県で震度5弱を観測した地震を受けて気象庁は、22日午前11時からこの日2回目の会見ををした。 【中継録画】福島などで震度5弱 気象庁が午前11時から2回目の会見 福島県、宮城県沿岸には津波警報が発令されていたが、9時46分に津波注意報に切り替わった。
今回の地震発生から2~3日程度は規模の大きい地震発生に注意
中村:それでは報道発表資料に基づいて、ご説明いたします。地震に関する諸元は変わっておりません。マグニチュードは7.4、暫定値で、地震が起きた場所は福島県沖で深さ25キロ。発震機構は北西-南東方向に張力軸を持つ正断層型です。最大震度5弱が、この資料に書かれております、福島県白河市、須賀川市、国見町、鏡石町など16の市区町村で観測されております。そのほか東北地方を中心に北海道から四国地方の一部にかけて震度4から1を観測しております。 繰り返しになりますが、津波注意報が岩手県、宮城県、福島県、茨城県に発表されております。防災上の留意事項も繰り返させていただきますが、津波注意報が発表されている地域では海の中、あるいは海岸付近は危険ですので、海の中にいる人は直ちに海から上がって海岸から離れてください。潮の流れが速い状態が続きますので、注意報が解除されるまで海に近づかないようにしてください。 それから今回、震度5弱の揺れが各地で観測されております。揺れの強かった地域では、落石や崖崩れなど起こりやすくなっている可能性がありますので注意してください。今後の地震活動に注意して、復旧作業等に関わる方々は危険な場所に立ち入る場合は、地震に注意しながらの作業を心掛けてください。 今後の見通しですけれども、揺れの強かった地域では地震発生から1週間程度は、同程度の最大震度5弱の揺れを伴うような地震に注意してください。で、今回、地震は海で、海域で起きましたので、その規模の地震が起きた場合は津波を伴う可能性がありますので、津波についても注意してください。特に今回の地震発生から2~3日程度は規模の大きい地震が発生することが多くありますので、特に注意をしてください。