完璧な酢豚やよだれ鶏が食べられる中国料理店など、注目の12店〈大木淳夫の12月の新店アドレス〉
さらに運営元がワインのインポーターとして有名な「Terravert(テラヴェール)」で、グラスワインが20種ほどもラインアップされています。ワインを楽しんでほしいからと、グラスも料理も値段は控えめ。そうなったらもう、勧められるままにワインをいただくだけです。飲みすぎてもOKな夜にぜひ訪れてみてください。
AVIS de VIN FORT
住所: 東京都港区南青山2-5-7 バイオフィリアプレイス南青山 1F TEL: 070-3269-4509
珍しいマトンは、羊一頭買いのなせる技
最近、羊料理のレストランが数多く生まれています。11月11日、赤坂にオープンしたジンギスカン「ヒツジ乃キ」は、そんな中で注目の一軒。店主の菊池佑太さんは麻布十番「ジンギスカン YOSHIHIKO」の元店長という経歴。ジンギスカンで提供される羊肉の多くは海外産のラム(仔羊)なのですが、こちらは希少な国産がメイン。菊池さんが各地の牧場をめぐり、良質な羊肉をなんと一頭買いしています。
それゆえ、珍しいマトンもいただけて、これは格別な味でした。ジンギスカンにおいて野菜も主役ということで、信頼できる農園から直送。定番の玉ねぎやかぼちゃだけでなく、トウガラシやチコリ、ケールなど9種が用意されていました。野菜が豊富だと、お肉がよりおいしく感じられるから不思議です。
ヒツジ乃キ
住所: 東京都港区赤坂5-1-3 金松堂ビル 6F TEL: 050-5595-1855
立ち食いそばの新たなブーム到来か|通いたくなる立ち食いそば
今年後半、なぜか立ち食いそば店も多くオープンしました。最後にそんな中で異色の2店をご紹介しましょう。
11月11日、戸越銀座駅改札のすぐ隣にオープンしたのが「立喰いそば でん」です。経営は近所の「もつ焼 でん」。オーナーが熱烈な立ち食いそば好きというだけあって、こだわりが詰まっています。限定20食の「丸チョウそば」は、鮮度のいい丸チョウ(小腸)がたんまり入っていて、この脂身の甘みが濃いめの出汁にぴったり。食欲をそそります。揚げ物も充実していて、紅しょうが味のおにぎりを天ぷらにした「米揚天」や「カリカリポテト天」などの変わり種も。ちょっと通いたくなりました。