ビットバンク、東証上場にこだわる廣末社長の胸の内
東証に正面から
──「自動機械化経済圏」ができたとき、人間の役割はどうなるか。 廣末氏:仕事の概念は変わってくるだろう。歴史を振り返ると、経済の効率化・機械化・自動化で人間はどんどん働かなくなっている。AI社会になり、週休4日5日が当たり前になるだろうが、そのときに人間は何をするのか。私もまだそこまで想像できていない。しかし、社会が大きく変わることは間違いない。 ──かなりコンセプチュアルな話になったが、2025年、先ほど触れた上場など、どんなことを視野に入れているのか。 廣末氏:直近では、コインチェックが米ナスダックにSPAC上場した。これは素晴らしいことだが、暗号資産業界はこれまでいろいろなことを言われて、白い目で見られることもある業界であり、我々は日本でプレーしているので、東京証券取引所に正面から上場して、社会からの認知もあげたいと考えている。 ビットバンクは2014年、2017年の強気相場には、規模の面からうまく乗れていない面があり、大手2社のコインチェック、ビットフライヤーに遅れを取った。だがサービス品質には自信を持っている。今後もそこは突き詰めていきたい。 |インタビュー・文:増田隆幸|画像:10周年記念パーティで挨拶する廣末氏:CoinDesk JAPAN※編集部より:タイトルと写真を変更し、更新しました。
CoinDesk Japan 編集部