【最速試打】テーラーメイド「Qi35」コア “10→35”でやさしさUP 打感もチタン風味に
食いつき系の打感なのに初速はトップクラス
【シオさん】 アドレスした印象としては、「これ、MAX?」と思うほど投影面積が大きいです。 【ミタさん】 打った感じはどうですか? 【シオさん】 この打感は驚きました。歴代のカーボンフェースの打感と全然違います。球離れが早い感じがなくなって、食いつき感があります。それでいて、ボールスピードが速い。僕がコンスタントに57m/s以上出るのは、あまりないですから。
【ミタさん】 コウタロウはどうでしたか? 【コウタロウ】 インパクトしたときにヘッドの後ろから押すパワーを感じました。元々、テーラーメイドはカーボンフェースを採用したときに「フェースを軽くし、ヘッド後方を重くすることで、後ろから押すエネルギーをボールに伝える」と言っていましたが、「Qi35」で初めて後ろからドーンと押すパワーを感じました。 【ミタさん】 今までになかった感覚? 【コウタロウ】 はい。「Qi35」で初めて体感できました。
【ミタさん】 スピン量も含めて弾道はどうでしたか? 【シオさん】 スピン量は少なめですが、打ち出しはそれなりに高かったです。私はドローヒッターですが、やや右に真っすぐ飛んでいく球が多く、つかまりやすいというより、直進性の高さが印象に残りました。 【コウタロウ】 私のヘッドスピードだと打ち出し角、スピン量はちょうどイイ感じ。何球打っても真っすぐの棒球で飛んでくれるので、“やさしいドライバー”といった印象です。一方で、前後のウエートを入れ替えて打ってみると、「LSモデル」のような雰囲気になります。スピン量は200回転ほど減り、操作性が上がって、強いフェードボールが打ちやすくなりました。
【ミタさん】 慣性モーメントが大きくなった効果は? 【シオさん】 ミスヒットに対するシビアな感じはありません。「Qi10」に比べると寛容性はとても高くなったと思います。 【コウタロウ】 球筋はたしかに安定しています。変なサイドスピンが入らないので、打球がヨレないのが好印象でした。