薬に頼らず週3回の筋トレで血糖値を下げる! 太ももの筋肉を刺激する「7秒スクワット」のやり方【医師考案】
【3】上半身に効果的な「7秒プッシュアップ」
<1>膝をつき、両手を肩幅より少し広く開いて床につける <2>5秒かけてゆっくり肘を曲げていく <3>胸が床につく直前で静止し、2秒間キープしてから腕を伸ばして<1>の姿勢に戻る <ポイント> 三角筋(肩)や大胸筋など上半身の大きな筋肉を使う7秒体操がこちら。 「通常イメージする腕立て伏せとは違い、体の負担が少なくなるよう膝をついて行ないます」
「7秒スクワット」を3か月間続けたら血糖降下薬の服用が不要に
<1>~<3>ともに10回1セットとして3セット。1セットごとに30秒~1分程度の休憩を入れるのもポイントだと宇佐見医師。 「体を休めている時に筋肉はグリコーゲンを補充しようと血液中のブドウ糖を取り込みます。 1日3セットを週2~3日ほど行ないましょう。毎日やる必要はありません。筋量を増やすには1~2日休みを入れるのが運動理論上のセオリーだからです」 宇佐見医師はこれまで、7秒スクワットで血糖値が改善した多くの患者を見てきたと話す。 「ある70代の患者さんは3か月間の実践で空腹時血糖が186mg/dlから117mg/dlに下がった。血糖値が安定してきたため、併用していた血糖降下薬の服用をやめることができました」 ヘモグロビンA1cの値が半減した人もいるという。まずは体を動かすことからはじめたい。 写真/PIXTA ※週刊ポスト2024年12月6日・13日号