小池都知事が定例会見6月4日(全文1)デルタ株、都内では28件の発生を確認
東京都の小池百合子知事は4日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2021年6月4日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2021年6月4日) ◇ ◇
48回目のモニタリング会議を開催
小池:なんでここを撮るんですかね。え? なんか、いいんですか、その動きが? え? ということですか。なぜか好きだよね、ここね。はい、じゃあお願いします。 産経新聞:はい。それでは知事の定例記者会見を始めます。初めに知事からお願いします。 小池:今日は3点お伝えいたします。まずコロナ関連です。言うまでもありません。東京都は現在、緊急事態宣言の真っただ中にあるということをあらためて申し上げておきます。感染の減少傾向にはあるものの、ここをどうやって、この状況を確実なものに、減少傾向を確実なものにするか。逆に言えばリバウンドをなんとしてでも阻止をしていくという、そのためには今が極めて重要であります。 今日、先ほど48回目のモニタリング会議を開催いたしました。そして感染状況、さらに医療提供体制についてはともに変わらず最高レベルの赤がともっております。皆さま方のご協力によって、7日間平均の新規陽性者数については485人で、前の週と比べますと約83%。先ほど申し上げましたように漸減傾向といいましょうか、減少傾向ではありますけれども、それでも高い水準で推移をしてきているわけです。
医療現場がさらに逼迫する恐れ
重症者数、こちらも依然として厳しい状況が続いております。先ほども賀来先生のほうから変異株についてのご報告をいただきましたが、すでに流行の主体となっている感染力の強いN501Y変異株、これに加えましてL452R変異株、これ、最近呼び方が変わってデルタ株という表現になっておりますけれども、正式名称で先ほどからお伝えしているわけです。 国のゲノム解析による確定例を含めますと、これまで都内で発生した件数というのは28件確認がされております。N501Yの変異株よりさらに感染力が強いというこのL452R、デルタ株ですけれども、海外の状況を含めますと急速にこのL452R変異株への置き換わりも想定をされるとのことであります。今後も急激な感染状況の悪化ということになりましたならば、医療現場というのはさらに逼迫をする恐れがあるということです。 そのモニタリング会議ですけれども、人流を分析しておられる西田先生からの報告がありました。都内の人の流れ、人流ですけれども、ゴールデンウィーク後に昼・夜、いずれも増加しているということがこの解析で出てきております。特に夜間の人流の増加が目立つという、そのような指摘でありました。この傾向が続きますと早い段階でリバウンドする可能性が高いとの指摘もあったところで、リバウンドするときっていうのはあっという間なんですよね。 あす、あさってについては土日ということであります。緊急事態宣言の再延長から初めての土日になりますけれども、百貨店や大型の施設などについて、休日、土日については休業をお願いしているわけですけれども、専門家のご指摘を踏まえますと、これからの土日の過ごし方いかんによって今後の感染状況が大きく影響されるという指摘もありました。こうした認識をぜひ皆さんとあらためて共有したい。そして土日、土曜、日曜、そして夜間の人流を重点的に抑制していく今回の取り組みでございます。あらためまして、この緊急事態宣言、今回の重点措置というのは土日、夜間の人流をいかに抑えるかであります。 そこで都民の皆さま方に引き続き外出の自粛についてお願いをするとともに、特に今申し上げたように平日の夜8時以降、そして土日の不要不急の外出、ぜひとも自粛をしていただきたい。これは法律に基づくものです。都の県境を越えることについても、移動もお控えいただきたい。あらためて申し上げます。これは特措法という法律に基づくお願いをしているわけでございます。