「若くてキレイな女性に僕の子供を産んでほしい」年収2200万円56歳男性は結婚相談所で"婚活ゾンビ"になった
■「50代・高収入男性」の年下婚はほぼうまくいかない 彼が、お子さんを希望する気持ちは理解できた。経験していない子育てをしたい。家族が欲しい。自分の資産も、子供に残したい。それらの気持ちはよくわかる。 だが、50代後半男性と結婚を望む30代女性は、一部の金目(かねもく。お金がある人と結婚したい人)女性を除き、かなり難しい条件である。しかも彼は、前提条件が「美人」であるということであるから、なおさらなのである。 「美人とのご縁があるかも、お子様を授かれる年齢の女性とのお見合いを組めるかも保証はありません。それに、たとえ20代女性と結婚したとしても、必ず子供ができる保証なんかどこにもないんです」 これだけは最初に釘を刺す。そもそも、「結婚相談所で婚活しても、結婚できる保証はない」のだから。 50代の年収が高い一部の男性は、子供を希望される。実はこの会員だけではない。私が運営している結婚相談所に登録している30代女性会員にも、「50代・子供希望・高年収」男性からのお見合いのお申し込みは、後を絶たない。 だが、これらのお申し込みは、ほぼ不成立となる。なぜなら、結婚したい女性たちの多くは、年齢層が近い男性とのご縁を希望しているからだ。 実際に50代男性からのお見合いお申し込みに「私は介護のために結婚したいんじゃない」と激怒した女性会員もいる。その気持ちはたしかによくわかる。わかりすぎるくらいわかる。だが、自分の子供が欲しい50代男性たちは、どんなに低い可能性でも30代女性とのお見合い成立を目指しているのだ。 ■お見合いの申し込みは殺到したが… 彼の場合、登録するやいなや、かなりの数のお申し込みが来た。 年齢よりも若く見え、そこそこのルックスに、所有する不動産がいくつかあり、高年収。50人ほどの女性からお申し込みをいただいたが、ほとんどが年齢が近い女性で、文句なしに美人と呼べる美しい女性たちもいた。だが、年齢は子供を産めるという年齢からは、時間が過ぎてしまっているかたがほとんどであった。 彼の希望は、「美人で子供を授かれる可能性のある方」であるから、これらのお申し込みは、すべてお断りした。彼からのお申し込みでのお見合い成立にかけるしかないが、彼のお申し込みは最高齢でも39歳。残念ながら、いくら年収が高くても、お見合いは成立しない。