逆方向への長打より得意だったもの。サインを出されて役割を実感・井口資仁さん 野球のレジェンド「名球会」連続インタビュー(42)
食事とかあんまり気を付けたことはないです。どちらかっていうと、もう毎日満タンにするぐらいのガソリン(お酒)。でも、本当に自分の一番の得意はオンオフがしっかりしてること。良いことも悪いこともリセットして、次に入っていけるっていうのが長所。お酒を飲みながら「はい明日」みたいなことか多かったですね。切り替えというのは非常にしっかりできた野球人生だったかなと思いますね。 × × × 井口 資仁氏(いぐち・ただひと)東京・国学院久我山高―青学大から1997年にドラフト1位でダイエー(現ソフトバンク)に入団し、99年と2003年の日本一に貢献。米大リーグ、ホワイトソックス移籍1年目の05年にワールドシリーズ制覇を経験した。09年にロッテで日本復帰。名球会入り条件の日米通算2千安打は13年7月に到達。17年に現役を引退し、18年からロッテ監督を5季務めた。74年12月4日生まれの49歳。東京都出身。