きゅっと締まったウエストと丸いヒップをつくりあげた39歳がコンテスト優勝 出場のきっかけはコンプレックスから
10月27日、大阪国際交流センターで行われたベストボディ・ジャパン2024関西大会と同時開催された『モデルジャパン2024関西大会』レディースクラス(30~39歳)でグランプリを受賞した辺土名綾乃(へんとな・あやの/39)さん。朝から晩までダブルワークを何年も続けて仕事ばかり、やっと仕事も子育ても落ち着いてきて、同じ毎日の繰り返しに飽き飽きしていたという。 【写真】辺土名綾乃さんのビキニで魅せるキュッと締まったウエストと丸いヒップ
「コンテスト出場の一番の理由は刺激が欲しかったからかもしれません。私はコンプレックスが強くて自分に自信がなく、自分の存在意義を認められるようなことに挑戦してみたいという気持ちもありました」 元々エステ美容専門学校の講師をしており、トレーニングや美と健康を意識した生活をしていた辺土名さんはミスコンに出場することも検討していた。 「理想像は健康的で美しい身体。そこにいるだけで醸し出るオーラは作り上げた身体が物語ると思っていたので、スピーチのないボディメイクのコンテスト、ベストボディ・ジャパンを選びました。審査基準に身体だけでなく、品格や知性、表現力、魅せ方、姿勢など女性として意識して高めたい要素があったことも選んだ理由です」 お尻と背中、体幹をメインにトレーニングし、ピラティスでしなやかな身体も目指したという。 「ステージ上で美しく立つために、真っすぐ軸が通った凛とした姿勢、きゅっと引き締まったウエスト、骨格ポジションも全て意識し、必要な箇所にアプローチできるようパーソナルトレーナーさんと細かく調整しながら取り組みました。重量が持てないため、自重と軽めの重さでネチネチ攻めるようなトレーニングをしています。肋骨を締め、引き上がったお腹を作るために、呼吸トレーニングを毎日取り入れました」 トレーニングは仕事が終わった後や、隙間時間に週3~4回。大会2週間前からは週5~6回に増やしたそうだ。 「追い込み期間はメンタルもやられ、やる気も出ず、泣きそうになりながらトレーニングするときもありました。でも、やらないで悔いが残るのがすごく嫌で、自分との約束を守ることを優先して良かったと思います」 「身体はとても変わりました」と辺土名さんはいう。 「お尻の丸みも高さもくびれも肋骨も、何センチも変わりました。他の選手を見て落ち込むこともまだまだありますが、コンプレックスと向き合い、トレーニングを重ねることで少しずつ変わって、理想に近づいていく身体が好きになってきました。何事もコツコツと、続ければ変われることを実感しています」 食事は「しっかり食べながら減量している」という。 「タンパク質はもちろん、ビタミンやミネラルを意識的にお食事から摂るようにし、脂質はお魚やアボカド、ナッツなど良質なものを摂ります。腸内環境を意識し、栄養素は偏らずバランスよく、多くの食材から摂取することを心掛けておりました。大会の10日前からは炭水化物や塩分を調整しました。調理は生、蒸す、茹でる、なるべくカロリーも抑えます。調味料はできるかぎり無添加のものを使用しています。添加物は消化に負担がかかることもあるので市販のもので済ませることはせず、できるだけ自炊をして調理法や調味料をシンプルに。作り置きをして忙しい日でもお弁当に詰め、手作りのものを食べるようにしました」 辺土名さんはコンテストに出場して「なにか目標があるってやっぱりいいな」と感じているそうだ。 「自分に向き合う時間も増え、健康に気を使った食事や生活になり、大好きなお酒も嗜む程度になりましたが全然苦ではありません。大好きなお鮨やイタリアンなどの洋食もほとんど食べられなくなりますが、ご褒美のようにより美味しく食べられることに感謝するようになりました」