大阪府・吉村知事が定例会見1月13日(全文2)特措法31条に基づき要請したい
やっぱり大きいのは営業上の理由
それだけではなくて、だからやっぱり、このコロナを受け入れることによる課題というのは、やっぱり幾つかあって、1つはそこでまず当然クラスターが発生したらどうするんですかということ。ただ、このクラスターが感染するというのは、今もこれだけ広がってくると、民間病院でも、受け入れていない病院でもクラスターって発生していますので、いつ入ってもおかしくないから、だからクラスターが発生するからっていうのは、きちんと感染症対策を取れば、僕は、それは一定リスクは抑えれるんじゃないかと。現にそうやってくれている病院がたくさんあるわけなので。 ただ、クラスターが発生するんじゃないか、それからやっぱり大きいのはコロナの受け入れということで、営業上の理由ですよね。今、現在仮に収支が回ったとしても、それが地域医療ですから、だいたい地域に知れたときに、新たな患者さんがじゃあ来なくなったらどうしてくれるんですかと。コロナが終わったときにちゃんと営業を保証してくれるんですか、患者さんがほかの病院に行くようになって自分のところに来なくなった場合、じゃあ最後まで面倒見てくれるんですかといったら、それはやっぱりそうならないわけです。その営業上の課題は当然あるし。
医師に掛かる負担は大きい
それからやっぱりお医者さんに掛かる負担、これは大きいというふうに思います。お医者さん、看護師さんの数が、特に看護師さんの数が必要になってくると。そして、どうしても治療においても数が必要になるという。そしてそれぞれのお医者さん、看護師さんのやっぱり家族さんにも心配が掛かるんじゃないか。自分がやろうとしてもやっぱり、家族のことを思ったらやめようっていう人もやっぱりたくさん、医療関係者にはいらっしゃいますから。家族のこと、家族がいろんなことを言われやしないかと、差別を受けやしないかと。それを避けるために自分は家族と別生活をするとか、そんなこともやっぱりありうるわけで、そんな中で民間病院としてはそれをやっぱり、いわゆる従業員としての職員のことを考えるとできないよというのはやっぱり課題としてもあろうかというふうにも思います。 それからさまざまな動線の問題とか、物理的な問題は、これもよく指摘されます。あとは専門家がいないとか。でも、これは重症者をお願いしているわけではないので、軽症、中等症。つまりもう酸素を当てるという行為と、一定の治療。僕は医療のプロではありませんが、この重症の対応っていうのは難しいと思いますけども、いろいろ専門家の話を聞くと。軽症、中等症の対応という意味では、高度に専門的な手術であったり、治療技術が必要というものではないというのもこれは聞いていますし。 それからきちんと感染症対策は取らなきゃいけませんが、これはできないものではないというふうに、軽症、中等症に関しては。一定のレベルの病院については。というふうにも聞いています。陰圧室とか、そういう設備についても当然、補助の制度もあるし、簡易陰圧テントのようなものもやっぱりあるし。そういった意味で技術的なところではできる病院にお願いしたいというふうに思っております。 だから全ての病院にお願いするつもりはなくて、技術的にできる病院にお願いしたときの課題はなんですかという質問だというふうに把握をしたら、やっぱり先ほどのような経営上の問題であったり、職員に対する問題、そういったところが一番大きいんじゃないかと思っています。ここら辺については先ほどの支援金の制度というのを設けていますので。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見1月13日 全文3に続く