【佐藤ジョアナ玲子のアマゾン旅】アマゾン川流域きっての都会「コンタマナ」で見た夜市
トラブル発生!節約モードのアウトドア旅に突入
市場の先にある銀行に行ったのは、今回一緒に旅をしてくれている女の子、マキシーちゃん(彼女の鋼のメンタルは、前回の記事を参照)。 しかし彼女は、トボトボ浮かない顔で帰ってきました。 なんと、カードが銀行ATMに吸い込まれて消えてしまったというのです。 しかもこれ、初めての事件ではありません。今回の川下りの旅の出発地「プカルパ」という町でも同じことがありました。マキシーちゃんは、「予備のカードがあるから大丈夫」と、川を下り始めたのですが、今回その頼みの綱である予備のカードまで消えてしまったのです。 幸い、私のカードは吸い取られることなく、ATMの一日の取引上限200ソル(約8,000円)を引き出すことができました。次はどの町で現金を引き出せるかは不明ですが、とりあえず旅の継続は可能です。 もし、私が彼女の立場だったら。ショックと不安で、残りの現金で主要都市までのフェリーのチケットを買っていたかもしれません。でも、彼女は違っていて、こんなことを言ってくれました。 「カードは無くなってしまったけれど、旅は続けましょう。節約すればきっと大丈夫」 アウトドアの旅だから、そんなにお金を使うお店には立ち寄らないしね。
アマゾン川の夜のアトラクション
アマゾン川沿いに住む人たちは、暑い日中に昼寝をする習慣があって、日が暮れて涼しくなったころに外に遊びに出かけます。 節約を決めた私たちに早速、誘惑がやってきました。夜の町には屋台が出ています。これでもかとコーティングされたりんご飴、美味しそう。しかし節約中の私たちはりんご飴は”見る専”です。 こちらはアマゾン川の町を走るギラギラに光ったアトラクション的な乗り物。アマゾンらしく、デザインのイメージは巨大芋虫。 数えた限り信号が2つしかない町をのんびり走って、5分くらいかけて同じコースをぐるぐる周回しています。節約志向の私たちはやっぱり見る専です。 夜の公園のアスレチックエリアは、剥げかけたペンキが良い雰囲気。でも大人は入れないので、やっぱり見る専です。 夜市に来て好き放題浪費できない歯がゆさが、変に童心を思い起こさせるような。多少の不自由があっても、旅さえできれば、私たちはそれで良いのです。