40代大学院卒ワーママが嘆く、日本企業における「高学歴の残念な現実」
給与の上がり方は、皆ほぼ一律です
学歴で20年後に差が…なんて今はほとんどない気がします。 入社してしまい、コースが同じ(総合職)ならば何大学であっても『一緒』。生涯年収で…と考えると院卒にアドバンテージがあると思うかもしれませんが、そもそも2年遅れて入社している時点で給与の2年分の差。さらに、学費の差もあります。 院卒は『資格手当』のような『おひねり』が給与に加算されている企業が多いですが、膨大な金額が加算されるわけではない。基本給は年功序列で年毎に上がっていきますが、資格手当は何年も一律だったりする。コスパだけで考えるとハテナ?となる。 また、早くに出世する人は、上司に気に入られたのです。時々優秀な人はいますが、やっぱり上司に気に入られたからです。今までゴマンと『出世のノウハウ』のような本を読んできましたが気に入られることが最短距離で出世する方法だとほぼ全てのノウハウに書かれていました(むしろそうでない本があれば、紹介して頂きたい)。 そもそも、福利厚生の条件が一緒の時点で気がつくべきかもしれません。 入社してからは、みーーんな一緒やで。 どの大学を出ていようが、学生時代輝かしい賞を受賞していようが、一緒~~っ! もちろん、入社してから『同僚』『同期』『先輩後輩』『身近な上司』の中で、偏差値の高い大学を出ていると「おっ!こいつ賢いやん」と思われるのは事実。 ですが、ハッキリ言って、賢い人が評価されるわけではない。次回は、そのあたりのシビアな現実と、院卒→企業研究員の夫が子どもに「中学受験を薦めない」理由についてお話ししたいと思います。
Profile ・ぽに
関西在住。約50平米のマンションに4歳・小3・小5の男の子3人、モーレツサラリーマンの夫と5人暮らし。出張多め、両家遠方、夫婦共にフルタイム。ワンオペや出世の厳しさ、家事・育児の奮闘を書いたブログが人気になり書籍化された【ススメ共働家】。つまずき、転び、前のめる共働きの日常と現実を軽快に発信し続けている。
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