子どもが大学に行くので「ノートパソコン」を買ってあげようと思います。本人は「15万円」するものを欲しがっているのですが、なぜこんなに高いのでしょうか?5万円のではダメですか?
大学に入学すると、授業やレポート作成でパソコンを使用する機会が増えるでしょう。そのため、子どもにノートパソコンを買ってあげたいと考える親も多いのではないかと考えられます。 パソコンを購入する際に気になるのが金額です。本記事では、パソコンの価格帯ごとの違いを、スペック、デザインなどの観点から比較します。 ▼「大学無償化制度」の対象者とは? 年収要件や注意点を解説
5万円のパソコンと15万円のパソコンの違い
パソコンを購入する際、価格の違いが性能や機能にどれほど影響するかを理解しておくことが大切です。5万円のパソコンと15万円のパソコンでは、同じパソコンでもスペック、デザイン、素材、製造にかかるコストなど、さまざまな面で差が生じます。 ■スペックや機能 パソコンの価格を決める最も大きな要因のひとつは、スペックです。特に、処理能力を左右する「CPU」や「メモリ」、「ストレージ」の性能が重要なポイントです。5万円程度でもパソコンは日常的な作業に支障がないように設計されています。 一方、15万円前後のパソコンでは、より高性能なCPUや8GB以上のメモリ、大容量のSSDが搭載されているケースがあり、動画編集や複数のアプリケーションを同時に使用するような作業でも快適に動作するものも多くあります。 ■本体の素材やデザイン パソコン本体の素材やデザインにも価格の違いが現れます。安価なパソコンの多くは、コスト削減のためにプラスチック製のボディが採用されていることがほとんどなようです。プラスチック製の本体は軽量で、製造コストを抑えられるため、安い価格を維持できます。しかし、耐久性や外観の質感に関しては、金属製のものよりも劣ることが多い傾向です。 一方、15万円前後のパソコンはデザイン性や耐久性を重視し、アルミニウムなどの金属を使用するケースが一般的です。金属製のボディは高強度で、見た目にも高級感があります。特に、薄型のノートパソコンは持ち運びやすさとデザイン性が重要視され、非常にスリムで美しいデザインが採用されているものも多いです。 ■人件費をはじめとした経費 価格が安いパソコンは、製造コストを削減するためのさまざまな工夫がされています。例えば、オンラインショップでの直販体制を採用しているメーカーでは、店舗にかかる人件費や流通コストを抑えられるため、価格を低く抑えることが可能と考えられます。 また、直販を主とするパソコンメーカーは、受注生産方式を採用しているケースが多く、必要に応じてパソコンを組み立てることで在庫管理費用を削減しています。 高価格帯のパソコンは、販売店を通じて多くの販路を持ち、流通コストが加わるため、価格が高くなる傾向があります。また、大手メーカーは、販売後のサポートや保証が充実しているため、その分のコストが価格に反映されることが多いようです。