「選挙圧勝」でも次期トランプ政権は簡単じゃない
■エリザベス女王杯は「あの4歳牝馬」に大波乱を期待 それでもこのレース、2019年のラッキーライラック、2018年のリスグラシュー、2015年のマリアライトなど、それまでG1に手が届かなかった馬が4歳秋にここで勝利すると、その後は一気に開花するという「踏み台」的なレースになっている。 リスグラシューなんて宝塚記念と有馬記念を勝っているのだから立派なものだ。あいにく2021年のアカイイト、2022年のジェラルディーナはその後パッとせずに引退しているけどね。
ということで、この秋にブレイクしそうな4歳馬を探すことにしたい。筆者の狙い目は昨年の3着馬ハーパー(7枠14番)だ。このところ2桁順位の大敗が続いて人気は落ち目だが、そこは大器晩成型のハーツクライ産駒。ブリンカー効果と鞍上の武豊騎手(この秋絶好調)に期待してみたい。大荒れ期待で、ここから幅広く流してみよう。 相手には人気になりそうなレガレイラ(4枠7番)、スタニングローズ(6枠11番)、重賞未勝利ながら好調のホールネス(1枠1番)を。新潟記念で覚醒した感のあるシンリョクカ(4枠8番)と、ご贔屓のライラック(1枠2番)もちょっとだけ買っておきたい。
※ 次回の筆者は小幡績・慶應義塾大学院教授で、掲載は11月16日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)
かんべえ(吉崎 達彦) :双日総合研究所チーフエコノミスト