肌のダメージケアにビタミンAが欠かせない理由 光老化対策のパイオニア「ENVIRON(エンビロン)」が解説
ここ数年、SNSなどで話題になり、トレンドとなっている美容成分「レチノール」。実はレチノールはビタミンAの一種だということをご存知だろうか。 このビタミンAを30年以上研究し続けてきたのが、1987年に誕生したスキンケアブランド「エンビロン」だ。 そこで、株式会社プロティア・ジャパンでエンビロンのブランドマネージャーを務める大西靖子さんに、意外と知らないビタミンAの持つ力について教えてもらった。
コンセプトは「光老化対策スキンケア製品」
ーエンビロンがビタミンAに着目したきっかけを教えてください。 エンビロンが誕生したのは、南アフリカの形成外科医、Dr. デス・フェルナンデスが、若い2人の患者を皮膚がん(メラノーマ)で亡くしたことがきっかけでした。 Dr. デスはその後、皮膚と光線ダメージに関する多くの文献を研究し、ビタミンAや抗酸化物質が光老化に対して有用であることを発見しました。そこで「美しく見えるだけでなく、肌そのものを健康的で美しく変えることができる光老化対策スキンケア製品」をコンセプトに、ビタミンA配合のスキンケアブランドをスタートさせまし
ちなみに最近トレンドになっているレチノールはビタミンAの一種です。いま、注目を集めている美容成分なので、“レチノール配合”を打ち出す製品も多く見られます。エンビロンは肌に最適なビタミンAを届けることを大切にしており、ビタミンAにこだわり、研究を続けています。
ビタミンAの約91%を占める「レチニルエステル」とは
ービタミンAにはどんな種類があるのでしょうか? ビタミンAにはさまざまな種類がありますが、そのなかで化粧品に主に使われるのは、以下の4種類です。 ①パルミチン酸レチノール ②プロピオン酸レチノール ③酢酸レチノール ④レチノール(純粋レチノール) この4つのビタミンAは、「レチニルエステル(レチノール誘導体)」と「レチノール」という大きく分けて2つの形態に分かれます。ちなみに化粧品で「純粋レチノール」と呼ばれるのは、4番目のレチノールです。 レチノールは大変注目されている成分ですが、実は肌に蓄えられるビタミンAの約91%はレチニルエステルであり、レチノールは3%ほどしか存在しません。つまりレチニルエステルを多く皮膚内に貯蔵しておくことが大切だとDr. デスは考えています。