肌のダメージケアにビタミンAが欠かせない理由 光老化対策のパイオニア「ENVIRON(エンビロン)」が解説
ー4つのビタミンAにはどんな違いがあるのでしょう? 肌への刺激や浸透度、安定性などの違いがあります。たとえば、プロピオン酸レチノールは安定性が高く、日光にあたっても壊れにくい。逆にレチノールは安定性は低いけれど、浸透度が高くなると言われています。 また、パルミチン酸レチノールは紫外線防止効果があるなど、それぞれに特徴があります。そのため、エンビロンとしては、さまざまなビタミンAを組み合わせることが肌にとって有用だと考えています。 ービタミンAは肌にどのように作用するのでしょうか? ビタミンAは肌に対して以下のような作用を与えます。 ・肌のハリとうるおい、弾力を保つ ・肌バランスの機能をサポートする ・くすみ、色ムラをケアする ・肌のターンオーバーを整える ・乾燥などのダメージをケアする ・キメが整い、なめらかな肌へ導く ただ、ビタミンAは肌だけでなく、健康を維持するためにも必要な栄養素です。そのため食事からも摂取できますが、多くは体内で消費されてしまいます。肌へ作用させるためには化粧品で肌を通してビタミンAを与えることが必要となります。 肌にビタミンAを塗ると、レチノールにしても、パルミチン酸レチノールにしても、ビタミンA受容体を介して、瞬時にレチニルエステルとして肌の細胞内に貯蔵されると言われています。そして細胞内に貯蔵されたレチニルエステルは紫外線などにより減少していきます。そのため日頃から肌にビタミンAが蓄えられているのが望ましい状態です。
ビタミンAで赤みや皮むけが起きる理由
ー何歳頃からビタミンAは減少するのでしょうか? 肌のビタミンAは生まれた瞬間から、紫外線により徐々に減っていき、それがぐっと進行するのは、日本人の場合25歳頃と言われています。ただ、紫外線の影響がすぐに出るわけではなくて、たとえば子どもの頃に毎日外で遊んでいたり、ビーチで日光浴などを多くしていたりした方ほど、ビタミンAの貯蔵量は少ない傾向にあります。 ただし、Dr. デスは「ビタミンAスキンケアを始めるのに、遅すぎることも早すぎこともありません」と言っており、いつスタートしても、スキンケアでビタミンAをしっかりと蓄えられれば、肌が美しくなる余地は十分にあります。手遅れだと諦める必要も、若すぎると躊躇する必要もないのです。 とはいえ慢性的な欠乏になる前に、早めに取り入れていただきたいですし、日焼け止めや日傘を使うなど、紫外線対策をしていくことも心がけていただきたいですね。