肌のダメージケアにビタミンAが欠かせない理由 光老化対策のパイオニア「ENVIRON(エンビロン)」が解説
ー「レチノールは夜取り入れた方がいい」、「レチノールを使って肌が荒れた」という話をよく聞きますが、レチノール以外のビタミンAにはそのようなことはないのでしょうか? まず、純粋レチノールは紫外線にあたると不安定になり、刺激が出やすい性質を持っています。そのため夜のみの使用が推奨されている商品が多いと考えられます。 一方パルミチン酸レチノールやプロピオン酸レチノールは安定性が高く、皮膚への刺激も少ないので、朝晩のお手入れに使うことができます。エンビロンでは、レチノールを使った商品もありますが、安定性の高いビタミンA(レチニルエステル)を主に採用しています。
もうひとつ注意してほしいのがビタミンAの濃度です。よくあるのが「レチノールが肌にいいらしい」「高濃度がいいらしい」と聞いて、いきなり高い濃度のものを使ってしまうと「A反応(レチノイド反応)」[1]が起きることがあります。 実は、ビタミンAを使いこなせる量というのは人によって違います。使いこなせない肌にいきなり高濃度のものを使うと、一時的な乾燥や赤みなどを引き起こすことがあります。 そのため「レチノールは私には合わなかった」とおっしゃる方が多いのだと思います。この症状はビタミンAでも、同様に起こることがあります。 そこでエンビロンでは、低濃度から徐々に濃度を上げる「ステップアップシステム」を提唱しています。肌に極力負担をかけず、そのときの肌の状態に合わせてビタミンAの濃度を段階的に高めていくことで、健康的な美肌へと導きます。 エンビロンで売り上げNo.1を誇る「モイスチャーシリーズ」のモイスチャークリームは、肌のコンディションに合わせて、ビタミンAの濃度を1~4のステップで用意していますので、初めてビタミンA配合の化粧品をお使いになる方でも、トライしやすいかと思います。
ー今後の展開を教えてください。 ビタミンAの上級者向けのアイテムとして、高濃度の「A-ブーストセラム」「A-ブーストセラムインテンス」の発売を予定しています。高濃度ビタミンAのほかに、強力な還元物質も処方していますが、ビタミンAを初めて使う方がいきなりこの商品から始めることは推奨していませんので、まずはモイスチャーシリーズからビタミンAスキンケアをスタートしていただければと思っています。
紫外線が気になるこれからの季節。ビタミンAを賢く取り入れることが、未来の美肌につながると覚えておきたい。 《註》 [1]レチノールを補給することで、肌の新陳代謝が促進され、赤みや皮むけなどの炎症を引き起こすこと