【続報】琵琶湖で浮かぶ“無人の水上バイク”。ケガを負って浮かんでいた 20歳代の男女は、骨折などの重傷! 今年の夏、地元の水上バイク業者が悲鳴を上げている
無人の水上バイクの近くに、2人の男女が浮かんでいた
8月18日に琵琶湖で起こった「無人で湖面に浮かぶ水上バイクと、助けられた2人の男女」について新たな事実が分かった。 この事故は、滋賀県近江八幡市の沖合約500メートルの地点に無人の水上バイクが浮かんでおり、その付近にケガを負っていた20代の男女が、レジャーで遊びに来ていた 別の水上バイクによって救助されたというものだ。 男女2人とも、ライフジャケットを着用していたという。 事故のあった近隣の水上バイク関係者に話を聞くことができた。 救助された時点で、男性の意識はなかったという。現在は、意識が回復している。 女性は、ろっ骨を折るケガを負った。 状況的に、「他の誰かと接触した可能性は低いのではないか」と言う。 乗っていたのはレンタル艇で、船体に大きな損傷は見られなかった。 このことから考えても、他の船舶との接触事故とは考えにくい。 「2人乗りで走行している最中に、何らかのアクシデントで水上バイクから吹っ飛ばされてケガを負ったのではないだろうか」と話してくれた。
「これ以上、俺たちは何をしたらいいのか……」という、水上バイク関連業者の悲痛な叫び
ここ数年、琵琶湖での水上バイク事故が非常に増えている。 世の中から良いイメージを持たれていない水上バイクが、これほど頻繁に事故を起こしたら、ますますイメージが悪くなる。 琵琶湖で水上バイク関連の仕事をしている方も多い。 彼らは、“民間の業者”であるにも関わらず、安全講習やパトロール、ゲレンデの清掃活動など、少しでも水上バイクが受け入れられるように多大な努力をしている。それも全てボランティアである。 それなのに、無免許・飲酒と言った悪質な行為や、過失であっても世間を驚かせるニュースが出れば、彼らの長年に渡る地道な努力は、一瞬で水泡に帰す。 「夏の忙しい時期でも、本来の仕事を後まわしにして、安全講習やパトロール、清掃活動もやっています。これ以上、私たちは何をすればいいのでしょうか?」。 前述の水上バイク関係者の方が、悲痛な声で本誌に訴えかけた。
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