菅野争奪戦からメッツ撤退で有力はジャイアンツ、ブルージェイズ、レッドソックスの3球団?!
ポスティングの交渉期限が米東部時間7日午後5時(日本時間8日午前7時)に迫っている菅野智之(31)の争奪戦からメッツが撤退したことが5日、明らかになった。MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者、ニューヨークポスト紙のジョエル・シャーマン記者が相次いでツイートで速報ニュースとして伝え、複数のメディアが記事化したもの。菅野には、当初、ドジャース、ヤンキース、レンジャーズなど8球団が興味を示していると言われていたが、メッツとダルビッシュ有をトレードで獲得したパドレスが撤退。ニューヨークポスト紙は、ジャイアンツ、ブルージェイズ、レッドソックスとの交渉が続いていることを明らかにした。4年の複数年契約を提示している巨人残留案も含めて、移籍交渉が大詰めを迎えている。 まず最初にオフにスクープを連発することで知られるMLBネットワークのジョン・ヘイマン記者がメッツの撤退情報と共に菅野の最新交渉状況をツイッターで明らかにした。 「菅野智之にはサンフランシスコ・ジャイアンツ、ブルージェイズなどを含む多くの優れたMLBオプション(オファー)がある。 しかし、メッツの主な焦点は他の場所にある。 菅野は読売(巨人)から毎年のオプトアウト付きの4年契約のオファーも受けている。まもなく決断が下される」 ヘイマン記者が複数の候補からあえて名前を挙げたのは、ジャイアンツとブルージェイズの2球団。交渉が成立する可能性が高い球団ということなのだろうか。 続いて「メッツは(菅野の交渉相手に)入っていない」とツイートしたのがニューヨークポスト紙のジョエル・シャーマン記者。ニューヨークポスト紙によると新しくオーナーとなったスティーブ・コーエンは、FA補強に積極的で12月にはジェームズ・マッキャン捕手を4年4060万ドル(約42億円)で獲得。さらに補強の手を伸ばしているが、菅野の争奪戦からは撤退、先発投手では、トレバー・バウアー、田中将大、ジェイク・オドリッジらに興味を示し、アストロズからFAとなった通算174発のジョージ・スプリンガー外野手もターゲットにしているという。 同紙は、菅野と交渉を継続しているチームとしてジャイアンツ、ブルージェイズ、レッドソックスの3球団の名前を挙げた。 MLB公式サイトは、ブルージェイズが菅野獲得に乗りだす事情について記事化。 「ブルージェイズには菅野の移籍先候補となる理由がある。チームは柳賢振と有望選手のネイト・ピアーソンに並ぶ先発1、2番手の力量がある投手を加えたがっている。31歳の菅野に対する評価は分かれているが、少なくとも先発ローテーションの中間あたり(3、4番手)ではしっかり投げられると考えられている」と説明した。 ブルージェイズは、昨年オフに巨人からポスティングシステムを使って山口俊を獲得、阪神からもドリスを獲得するなど、“日本市場”との交渉に実績があり、ロス・アトキンスGMは、その調査に動いているプロスカウトのライアン・ミトルマン・ディレクターと国際スカウトのアンドリュー・ティニッシュ副社長の力を信用しているという。