菅野智之のポスティング交渉が本日解禁…8球団が争奪戦?!
巨人の菅野智之(31)のポスティング申請が正式に行われ、米東部時間の8日午前8時(日本時間8日22時)に交渉が解禁されることが明らかになった。 MLB.comのジョン・モロシ記者がツイッターで第一報を伝えたもので複数のメディアが後追いした。ポスティングの交渉の締め切り期限は来年1月7日の米東部時間午後5時(日本時間8日午前7時)となる。 モロシ記者は、菅野の獲得に乗り出すチームの候補としてパドレス、ジャイアンツ、ヤンキースの3球団の名前を挙げて「多くの球団幹部や専門家によって菅野はFAの先発投手でトレバー・バウアー(今季のサイヤング賞)に次ぐ序列にあると見なされている」と記した。 Northjersey.comは、さらに詳しく、バウアーに次ぐ今オフのFA第2グループのメンバーを紹介。 「菅野は、コーリー・クルーバー、ジェイク・オドリッジ、ホセ・キンタナ、タイワン・ウォーカー、カルロス・ロドン、ジェームズ・パクストン、32歳の田中将大と共に2番目にある大きなグループに入るだろう」と、ヤンキースからFAとなっている田中将大と同じ実力があると評価した。 また年齢的に見て条件などは、ヤンキースに移籍した当時の田中よりも「(フリーエージェントとしてドジャースと33歳で3年3500万ドル※約36億4000万円で契約した)黒田博樹に近いだろう」とも分析した。 同メディアは、菅野の獲得に興味を持っているチームとして、モロシ記者が指摘した3球団に加えて「ドジャース、エンゼルス、ブルージェイズ、マリナーズ、レッドソックスが入ってくるかもしれない」とし、計8球団の争奪戦になる可能性を示唆した。 他の米各メディアも菅野のポスティング交渉解禁のニュースに合わせて、その実力を紹介。 大リーグの公式サイトMLB.comは「菅野は2017年のワールドベースボールクラシック(WBC)準決勝という国際舞台の米国戦で珠玉の投球を見せて輝きを放った。この登板で、彼は6回を投げ、ノーラン・アレナドを3度、クリスチャン・イエリッチ、ジャンカルロ・スタントン、アダム・ジョーンズからそれぞれ1度、計6三振を奪い、自責点なしの1失点に抑えた」と、3年前のWBC準決勝での投球内容を伝えた。 「菅野の速球は93マイル(約150キロ)をわずかに下回り、変化球の中心はスライダーとなる。彼はまたスプリッターやカーブも投げ、素晴らしい制球力とマウンドさばきで知られている」とも紹介した。 オフのストーブリーグネタに詳しいMLB Trade Rumorsも菅野のポスティング交渉解禁を伝えるニュースの中で、「31歳の菅野は日本で最も優れた投手の1人だ。日本でサイヤング賞に相当する沢村賞を2度受賞している彼はFA市場でバウアーの下に位置する最高の選手の1人と見られている。一部の野球ファンは2017年のWBCで見せた菅野の力強いピッチングを覚えているかもしれない。この右腕はチームUSAを相手に6回を6奪三振、1四球で自責点ゼロの1失点を許したのみの力強い登板で輝きを放ち、ジム・リーランド監督から高い評価を受けた」とも伝えた。ポスティング交渉解禁と同時に8球団以上の菅野争奪戦が勃発するのは必至だ。