バーランダー、シャーザーは古巣でコンビ再結成? 今季は揃って苦戦「3人の大投手」気になる今後
フアン・ソト外野手(ヤンキースからFA)がメッツと15年総額7億6500万ドル(約1203億円)という超大型契約を結んで話題となった今オフのメジャーリーグ。まだFA市場にはサイ・ヤング賞右腕のコービン・バーンズ(オリオールズからFA)、強豪アストロズの三塁手として長年活躍するアレックス・ブレグマンなど注目選手が残っており、今後もストーブリーグの見どころは多い。 【写真】イチローだけじゃない!MLBの年金額「満額支給」の日本人選手がこちら(ほか3人) そんな中、ジャスティン・バーランダー(41歳/アストロズからFA)、マックス・シャーザー(40歳/レンジャーズからFA)、クレイトン・カーショー(36歳/ドジャースからFA)の3人の動きも気になるところ。いずれもサイ・ヤング賞を3度受賞した経歴を持つ名投手で殿堂入りも確実視されるが、来季については現役続行の意思は示しているものの、今季は揃って苦しいシーズンを送っただけに不透明な部分もある。 3人の中で今季最多の17試合に登板したのがバーランダー。2022年にサイ・ヤング賞を獲得するなど、年齢を重ねても衰え知らずのところを見せていたが、今季は5勝6敗、防御率5.48と大幅に成績が悪化した。しかし、6月中旬に首の負傷で離脱する前までは防御率3.95とまずまずの投球を見せられていたのは救いか。 ここまで通算262勝のバーランダーは「300勝」を目標にしており、「まだまだ終わりは先」と現役続行への気持ちは強い。 アストロズオーナーのジム・クレイン氏と緊密な関係があるものの、来季チームに残留するかは不透明。そこで、移籍先として浮上しているのが2005年にメジャーデビューを果たしたチームであるタイガースだ。メジャーリーグ公式サイトの『MLB.com』も古巣復帰を見たい選手の1人として名前を挙げるなど、ファンを含めタイガース帰還を求める声は多い。 そして、タイガース時代にバーランダーと“2枚看板”を形成したシャーザーも、キャリアの大きな岐路に立たされている。