ジブリパーク新エリア「魔女の谷」はキャラクターが動き回る ハウルの城やキキのパン屋も 3月16日開園へ
ジブリパーク新エリア「魔女の谷」はキャラクターが動き回る ハウルの城やキキのパン屋も 3月16日開園へ
愛知県長久手市のテーマパーク「ジブリパーク」で3月16日から開園する新エリア「魔女の谷」のメディア向け内覧会が2月28日にあった。魔女の出てくるスタジオジブリ作品の世界観を表現した建物とアトラクションが並び、オリジナルメニューを提供するレストランや新たなグッズショップも登場する。
5エリアすべてが完成、オリジナルメニューやグッズも充実
ジブリパークは2022年11月に第1期エリアとして「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」がオープン。第2期として昨年11月に「もののけの里」がオープンしたのに続き、今回の「魔女の谷」で当初計画の5エリアがそろうことになる。 「魔女の谷」は愛・地球博記念公園内の芝生広場に面し、5エリアの中で最も広い。ジブリ作品の中で特に『魔女の宅急便』『ハウルの動く城』『アーヤと魔女』をイメージしたヨーロッパ風の街並みが造られた。 「ハウルの城」は実際に城の一部が動いたり、煙をはいたりする。内部は映画の主人公ソフィーの部屋や火の悪魔「カルシファー」の炉などが再現されている。 『魔女の宅急便』の主人公キキと黒猫ジジが暮らした「グーチョキパン屋」では本物の焼き立てパンが販売される。その他にジブリパークでは初のアトラクションとして、ジブリキャラクターをモチーフにした遊具に乗って回転する「メリーゴーランド」や『天空の城ラピュタ』をイメージした乗り物「フライングマシン」もあり、子どもから大人までが楽しめるエリアとなりそうだ。 オリジナルメニューやビールの出るレストラン、「ネコの手ドッグ」が買えるホットドッグスタンドもある。ショップではエリアをイメージしたオリジナルデザインのトートバッグや皿などが販売される。
「独自の空間作れた」と宮崎吾朗監督、父からは「ご苦労さま」
内覧会に合わせて来園したスタジオジブリの宮崎吾朗監督は「パークの中で森に囲われて一番いい雰囲気で、周りの世界とは切り離された独自の空間が作れた」と説明。父の駿監督は「めんどくさいからいい」と現地には来たがらないが、ときどき写真を見せると「ああよかった、ご苦労さま」などと言ってくれるとも明かした。 パークは現在、メンテナンスのため3月15日まで営業休止中。通常の営業時間は平日午前10時から午後5時、土日休日は午前9時から午後5時(ただし16日のみ「魔女の谷」は午前10時から)。チケットは予約制で、全エリアを回れる「大さんぽ券」が大人の土日休日4000円、子ども(4歳~小学生)同2000円。「ハウルの城」など特定の施設内にも入れる「大さんぽ券プレミアム」が大人同7800円、子ども同3900円。 (文・関口威人、動画撮影・中村幸徳/nameken)