「ジブリパーク」の内部公開 映画の主人公に「なりきれる」展示が盛りだくさん
「ジブリパーク」の内部公開 映画の主人公に「なりきれる」展示が盛りだくさん
11月1日に愛知県長久手市に開園予定の「ジブリパーク」が10月12日、メディアや関係者向けに公開された。アニメ映画『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』などのスタジオジブリ作品の世界観が精巧に再現され、里山の自然とともに映画の中に入り込んだような気分になる。
アニメの場面が再現されて「映え」スポットに
ジブリパークは2005年に開かれた愛知万博(愛・地球博)の会場だった通称「モリコロパーク」の一部を愛知県が再整備。民間会社が運営し、第1期の3エリア約3.4ヘクタールが来月に、第2期の2エリア約3.7ヘクタールが2023年度中にオープンする。 メインエリアとなる「ジブリの大倉庫」は既存の屋内施設を活用。ジブリアニメの一場面を立体的に再現し、主人公らと同じポーズで写真が撮れる展示コーナーが目玉となっている。『天空の城ラピュタ』のコーナーでは、空からふわりと落ちてくる少女「シータ」の像が吊るされ、それを受け止める主人公「パズー」になりきることができる。記念撮影可能なため、SNSなどで「映える」スポットとして話題になりそうだ。 そのほか、「ネコバスルーム」をはじめとする子ども(小学生以下)向けの遊び場や、これまでは東京の「三鷹の森ジブリ美術館」だけでしか観られなかった短編アニメを上映する映像展示室、オリジナルグッズを取りそろえたショップもある。
里山と一体化させて「トトロ」などの世界観表現
「どんどこ森」エリアは愛知万博以来、展示されている「サツキとメイの家」を中心に、高さ約5メートルの「トトロ」の形をした遊具や、裏山の山頂と麓を結ぶスロープカーなどを整備。公園の自然とともに楽しむことができる。「青春の丘」エリアは、『耳をすませば』の舞台となるアンティーク店「地球屋」が再現され、主人公さながら不思議な世界に迷い込んだような感覚になれる。 チケットは日時指定の予約制で、ジブリの大倉庫が平日大人2000円(土日休日2500円)、子ども(4歳~小学生)1000円(同1250円)、青春の丘とどんどこ森はそれぞれ全日大人1000円、子ども500円(いずれも税込み)。営業時間は平日が午前10時から午後5時、土日休日は午前9時から午後5時まで。火曜日休園(火曜日が祝日の場合は翌平日、他に年末年始など休園)。 (関口威人/nameken)