「ジブリパーク」入場料はエリア最大2500円 愛知・大村知事が会見で発表
1日の販売数を限定した日時指定の完全予約制
「ジブリパーク」入場料はエリア最大2500円 愛知・大村知事が会見で発表
愛知県の大村秀章知事は28日、県庁で臨時記者会見を開いた。県内で11月1日にオープン予定の「ジブリパーク」について、入場料を1エリアごとに大人1000円~2500円、4歳から小学生までの子ども500円~1250円に設定すると発表。1日の販売数を限定した日時指定の完全予約制で、3つのエリアごとに販売するという。大村知事は「公園事業なのでお手頃な価格で多くの方に楽しんでいただきたい」と述べた。 【動画】「ジブリパーク」入場料はエリア最大2500円 愛知県・大村知事が発表(2022年4月28日)
3エリアで5時間滞在を想定「できるだけゆったり見て」
ジブリパークは県が長久手市の愛・地球博記念公園内に整備し、アニメ映画『となりのトトロ』などのスタジオジブリの世界観を表現するテーマパーク。11月に第一期として「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」の3エリアがオープンする。 「ジブリの大倉庫」は「ネコバス」を中心にジブリのキャラクターや映画の舞台が再現展示される屋内施設で、来場者の平均滞在時間は3時間ほどを想定している。 そのため1日のチケット販売予定数を平日は3500枚、平日休(夏休みなど学校の長期休暇期間の平日)と休日は各4000枚に限定。料金は平日と平日休で大人2000円、子ども1000円、休日は大人2500円、子ども1250円とする。 「青春の丘」は映画『耳をすませば』の舞台をイメージした建物や広場が中心で、平均滞在時間は約1時間を想定。1日のチケット販売予定数は平日780枚、平日休と休日が900枚で、料金はいずれの日も大人1000円、子ども500円。 「どんどこ森」は「サツキとメイの家」を中心とした昭和の田園風景を再現する。平均滞在時間は約1時間想定で、1日のチケット販売予定数は平日650枚、平日休と休日750枚。料金はいずれの日も大人1000円、子ども500円となっている。
3エリアをすべて回ると1人最大4500円かかることになるが、3枚のセット券は設定しない。大村知事は1エリアごとに「できるだけゆったり見てもらいたいというジブリ側の強い思いがある」と説明した。 営業時間は平日が午前10時から午後5時まで、平日休と休日は午前9時から午後5時まで。毎週火曜日休園だが、11月1日のオープン日や学校の長期休暇期間中は無休だという。 チケットの予約は8月ごろからオンラインチケット販売サービス「Boo-Wooチケット」などで受け付ける。
大型連休に向け「感染防止対策とワクチン接種を」
29日から始まる大型連休に向けては「帰省や旅行などの外出の際に基本的な感染防止対策の徹底とワクチン接種の検討をお願いしたい」とあらためて呼び掛けた。 この日の新規陽性者数は2313人で、1週間前より181人減った。大村知事は「減少傾向にはあるんだろうけれど、横ばいで下がりきらない。なかなか厳しい状況」と述べた。 連休期間中はPCRなどの臨時検査所をJR名古屋駅や金山駅、豊橋駅に設ける。また、名古屋空港ターミナルビルなどのワクチン大規模集団接種会場も連休中は安城更生病院を除いて5施設で毎日開設し、予約なしでの接種が可能だという。 (関口威人/nameken)