世界中の釣りオヤジの悩みを解決!? 神施設に学ぶ“そこそこ起業”の始め方 「この価格でこのサービスはアリ?」
設定した価格が「高すぎる」と言われれば、事業としての持続可能性と相談しながら金額を下げていき様子を見ていく。お客さんの要望を聞きつつ、その要望に応えるのに必要な手間から勘案して少しだけ値段を上げてみる。 趣味や生活に密着した分野で「そこそこ起業」を目指すのであれば、潜在的ニーズがどうとか、マーケティングがどうとか考えるより先に、とりあえず「この価格だったら、このサービス利用しますか?」と、身近な人に聞いてみて、一緒に相場を作っていくことが近道なのかもしれません。
ところで、私もキッチンカーを買って、釣り船の集まる漁港で「1キロ1000円」で釣った魚をさばいてみようと思うのですが、釣り人の皆さん、いかがでしょうか?
高橋 勅徳 :東京都立大学大学院経営学研究科准教授