6月の川バス攻略で「カギを握る」ベイトとは!? 遠賀川の達人が教える河川攻略3大ルアーをご紹介!
遠賀川をホームに活躍するウメキョーこと梅田京介プロ。今回は全国の河川で通用するアーリーサマー攻略に欠かせない3つのルアーを紹介。この時期にバスを釣るために大事なのは「とあるベイト」。そのエサをいかに演出するかが釣果アップのカギになってくる! 【画像】「6月のブラックバス攻略」達人が教える攻略3大ルアーのスペックと価格
梅田京介 (うめだ・きょうすけ)
ショップ店員として西日本各地で勤め上げたキャリアを持つDAIWAプロスタッフ。現在は故郷福岡に拠点を構え、遠賀川をホームにバスフィッシングの楽しさを各メディアで伝道。遠賀川ガイドも行っている。愛称はウメキョー。
アーリーサマーの重要キーワード「エビ」!
まずはアーリーサマーの、リバーフィールドの傾向について。 梅田「河川のバスはこれからの時期、エビ系のベイトを強く求める傾向があります。スジエビとかテナガエビなどですね。なので、エビがいる場所を前提にエリアを絞ります。具体的には、ストレート護岸、消波ブロック帯、ゴロタ、流れの緩いサンドバーなど。カレントが緩くなっている場所の岩の隙間などはテナガが多いし、護岸にはスジエビが多いですね。バスはアフターから回復傾向にあり、そういったバスにとってエビ系は食べやすいんですよ」 そして初夏はエビの産卵時期にも重なる。 梅田「この時期のエビは抱卵するので栄養価が高くなります。バスにとっては効率よく栄養補給できる、最高のベイトなんですよね。この時期のバスを見てみると、口のまわりが傷ついていて、これは岩とかに顔を入れてほじくって食べてるんじゃないかなぁと思ってます。あとは、護岸にいるスジエビを、バスが口から水流を出して当てて、それで逃げたエビを捕食したりするんです。護岸に張り付いていると食べづらいから、そうやって剥がして食べてるんです。こういうシーンは何回も見ました、それくらいこの時期はエビに執着するんです」
どのフィールドでも大量に生息する「スジエビ」
あらゆるフィールドで見かけるスジエビは、バスの格好の捕食対象となる。初夏に産卵期を迎え、スジエビは孵化後2ヶ月ほどで体長5mm前後に育ち、2~3年の寿命で大きいものでは50mm程度まで成長するとされている。