6月の川バス攻略で「カギを握る」ベイトとは!? 遠賀川の達人が教える河川攻略3大ルアーをご紹介!
スプラッシュが逃げるエビを演出!/初夏のおすすめルアーその1 :スティーズポッパー60F(DAIWA)
梅田「まずは『スティーズポッパー60F』です。これは濁っているシャローエリアの縦ストまわりで使います。消波ブロック帯やクイですね。まだバスはガンガンにエサを追いかけられる状況じゃないので、スピード感を合わせられるポッパーは効果的です。スティーズポッパー60Fは水平姿勢のスプラッシュモデルで、弾き出されるスプラッシュでエビが逃げているように演出できます。スティーズポッパーは50、60、70とあるんですが、この時期は60サイズが圧倒的に釣れます。どのサイズもカップ形状やアイの位置に特徴があって、このなかで60サイズは、ポッピングではなくスプラッシュ系。水面を逃げ惑うエビを演出しやすく、この時期にマッチしているんです」 ――スティーズポッパー60Fのアクション方法は? 梅田「2~3回スプラッシュさせて3~5秒ポーズ、これが基本です。これに反応がなければ連続スプラッシュもありです。シチュエーションに合わせてこれらを組み合わせて誘ってみてください。ラインは『フロロカーボンライン10lb』がおすすめです。スティーズポッパーはフロロでの使用を前提に開発されているので、ポーズで食わせるポッパーだから(フロロではポーズ中にラインが沈んでしまうから)…とナイロンラインで専用タックルを組む必要がありません。ライト級バーサタイルタックルやベイトフィネスタックルで快適に扱うことができるのは、持ち歩くタックルが1、2セットのオカッパリにおける、スティーズポッパー60Fの大きな特長です」
これぞマッチ・ザ・エビ!/初夏のおすすめルアーその2:スティーズホグ3.6in(DAIWA)
梅田「続いてのおすすめは『スティーズホグ3.6in』です。見て分かるようにTHE・エビですね。トップに出切らないとき、ボトムを意識しているときにはバスのその目線に合わせてあげる。このとき、小さすぎず大きすぎないサイズ感のワームをチョイスすることも大事です。使うリグはフリーリグ3.5~7g、ライトテキサス2.6~5g、ショートリーダーのヘビダン3.5~5gなど。いろいろ使える万能ワームですね。特に遠賀川では超有能で、エサか!? ってくらい釣れます!」 ――シチュエーション別のリグの使い分けを教えてください。 梅田「フリーリグは高低差のある場所。石積み、ブロック帯などです。縦の高低差があるので、フリーリグのメリットが生きるんです」 梅田「アシ際、サンドバーの泥底ではライトテキサス。ズル引きで誘って、砂煙を出しながらアピールします。ボトムにちゃんとワームをつけておきたいからテキサスがベストなんです。ヘビダンは護岸などの縦ストで出番があります。まっすぐストンと落とせて、フリーリグよりもワームがロッドワークに機敏に反応して動く、つまりリアクションで誘えるのでヘビダンです」