日本のダブルダッチがパリ五輪 2024の“エキシビジョンアクト”に!
世界を熱狂の渦に巻き込んだパリオリンピック。4年に一度催される“平和の祭典”だが、今回はストリートカルチャーの関係者から一際注目を浴びた回だったように思う。2021年の東京オリンピックで開催されたスケートボード・BMXに加え、ブレイキン(ブレイクダンス)が種目として採用。数々の名勝負が生まれ、そして日本のストリートカルチャーの強さと勢いを世界へと知らしめた。 さて、その傍らで、2本のロープを用いたジャンプロープ(なわとび)である「ダブルダッチ」もパリ五輪と関わりがあったことをご存知だろうか? 正式種目としての採択はされていないものの、パリ五輪の様々な会場でパフォーマンスと体験会が行われたのだという。 その取り組みに、日本からは世界三連覇のプロチーム・REG☆STYLEよりKO-YAとKEITA、そして将来を嘱望されているMillennium CollectionよりASUKIの3名が参加。 彼らがパリで見た景色とは。そしてダブルダッチ・ジャンプロープがオリンピックの正式種目入りを目指し、世界的に活動を広げている中で、この取り組みは“希望の光”となり得るのだろうか?
どんなことをしてきたの?
まずは、今回の取り組みについて解説しよう。 国際オリンピック委員会(IOC)からの依頼を受け、国際ジャンプロープ連合(IJRU)に所属する選手のうち、日本・アメリカ・フランス・香港から4カ国のジャンプローププレイヤーが招聘。 ブレイキンやBMX、スケートボードなど、アーバンスポーツ系の会場を中心に取り組みを行ったという。 メンバーのKO-YAはこの取り組みについて、後にこう振り返っている。 「全てのエキシビションコンテンツを見れているわけではないですが、オリンピックの正式種目になっているジャンル以外で、これだけいろんなところで会場を盛り上げられていたのはジャンプロープしかなかっただろう、という印象と手応えはありました」 現地ではショーやバトルなど、さまざまなコンテンツが催されたという。