日本のダブルダッチがパリ五輪 2024の“エキシビジョンアクト”に!
目の前に広がる“世界の熱気”
話をパリに戻そう。世界のプレイヤーたちが願ってやまないオリンピックの正式種目化。形は違うものの、今回そのステージに立ったKO-YAはどんな景色を見てきたのか。 当日を振り返り、“世界的な祭典”の勢いと熱気を、興奮混じりに語ってくれた。 「やっぱり世界的なお祭りだった。うん、やっぱりなんか、みんなの熱気が凄いんですよね。街どころか国ぐるみのイベントだし、ただいろんな人種の人もいて、そのたくさんの人が一体になって作り出している熱気の感覚というのが、本当に凄まじかったです」 「あと、みんな“お祭り”にきている感覚ということもあるんでしょうか、みんながポジティブな印象も受けました。これがオリンピックの作るPEACEな空気感なんだと。ブレイキンで日本のB-GIRL AMIちゃんが金メダルを獲ったときも、日本人だけじゃなく世界中の人が一緒に沸いてくれて、他の国を称え合うようなムーブメントに肌で触れて、『オリンピックってマジで素敵だな』って、心の底から感じましたね」 その一方で、感じていた“責任感”の部分についても語ってくれた。 「これまで経験してきたステージと比べても、やっぱり文字通り『全世界』が注目している場面だな、凄いなっていう感覚がありました。どうやらオリンピックチャンネル*に自分が映ったみたいなんですけど、それも何カ国の何人が見てるんだろうなっていう。地球丸ごと見られてるんだろうなっていう感覚があって(笑)。もう鳥肌もんでした」 *オリンピックチャンネル 国際オリンピック委員会(IOC)が運営するインターネットテレビ局。日本語をはじめとした11ヶ国語に対応し、世界中に配信されている。 KO-YAたちの現地パリでのようすは、KO-YAのインスタグラムにも投稿されている。リールは現時点(2024年10月時点)で多いものだと約70万再生、また数多くのシェア(拡散)もあった。 なかには「これを次の種目に入れてくれ」という趣旨のコメントも多々あったといい、未来への手応えや正式種目化への自信も感じたという。