「第7波への対応に集中すべき時期」尾身会長会見7月14日(全文1)
アクリル板は空気の流れと平行に
で、次のスライド。今度は、いわゆるこのパーティションというかアクリル板をどう置いたらいいのかということを、あまり今まで具体的には提案してこなかったですよね。今回はどういう、こっちの絵のほうは、あ、字のほうはあとで。で、どういうことかというと、ここでこういうパーティションがあって、これがパーティションです。この2つの面が。で、ここが、このパーティションがこういう形であると、空気の流れを阻害してしまうということになりますね。そういうことではなくて、これからやるべきことは、このアクリル板というものを空気の流れと平行に、空気の流れとぶつかってしまうような、この置き方だと換気はうまくいかないですよね。そういうことで空気の流れと平行のようになるように置いてくださいと。それが効果的な換気。 こういうことが原則で、じゃあ具体的にはどうするかというのが下に書いてあって、換気が阻害される、こちらは悪い例、悪いというか避けたい例で、こちらが好ましい、右側が。そうすると、阻害される例というのは、こちらは、縦に長く線が引いてあるのは、場所によると上のほうからカーテンのようなものをやってるお店が時々あるようですけど、こういうものとか。あるいは、こちらと見ると分かりますけど、人と人の間のこのパーティションが、こっちはずいぶん高いですよね。自分の背よりもかなり高い。こういうふうに上から垂れ下がっている、あるいは、あるものが高過ぎるものは、空気の流れを阻害してしまうので、実はやるんであれば、さっきの平行ということもあるけど、高さをある程度、目の高さぐらいまで置いてくださいというのが、こちらが改善例ということです。
より多くの医療機関に診療への参加をしてもらいたい
それともう1つは、この、もう1つの阻害される例のほうですけど、人と人の距離、これとこれの距離が狭くて、3面以上のパーティション、1、2、3、横、左横、右横、前、こういう3面以上のパーティションに囲まれていると、壁との間の空気の通りが悪くなるということで、どうしたらいいかというと、先ほどもここで、原則のとこで言いましたけど2つポイントがあって、このパーティションを空気の流れとなるべく平行、阻害しないように置くということと、それから人と人の距離。これも少しずつ空けてくださいというようなことであります。こういうような具体的な、それほど、そんなに厳密に、いろんなことを考えて、全ての例を言っているわけではないですけど、代表的な場面を想定して描いたものです。 さて、今度は医療機器の確保ということですけども、これは国のほうでもいろいろな全体像というのを示していただいたり、それから7月5日ですかね、通知というのも出して、いろんなことを整備していただいてますけど、さまざまな、やりますよ、あるいはやってくださいよといったさまざまな対策が本当にできているか点検をして、できていないなら強化していただくと。ただ通知を出したからそれで万事オーケーというわけじゃなくて、それがしっかり実行されてるかどうかの点検というのが必要だと思います。それと、より多くの医療機関に、全ての医療機関とはいかないと思いますが、より多くの医療機関に診療への参加をしてもらいたいということが2つ目。それから3つ目は、病室単位、病棟じゃなくて病室単位ということで、ゾーニングなんかをやることによって効率的な病床の活用というのができるんじゃないのかということですね。その他、この辺は、訪問診療等々は、救急搬送、こういうことは前にも言ってきたことで、あとは当然、これは医療のほうですけど、保健所も今、かなりぎりぎりになってます。そういう意味では、さまざまな保健所の負担を軽減するような対策というのも必要ではないかということです。 さて、これは基本的な一般市民ができるということですけど、さっき申し上げましたように、いろんな知見がもうそれぞれみんな学んできたんで、それぞれ工夫してくださいという、こういうことはもう今まで言ってますから繰り返しませんけど、さっき高齢者も4回目の接種を番が来たらやってくださいということと同時に、一般市民。比較的若い人たちも、できるだけ高齢者を守る行動とか感染対策。