【単独】|広末涼子インタビュー|背中を押してくれた「傷つく経験なんて山ほどしてるだろ。いまさら何ビビってんの?」の言葉
26年間所属した事務所を退所し、たった一人で事務所を立ち上げて再スタートを切った広末涼子さん。オトナサローネがインタビューを申し込むと「まだ独立して日も浅いなか、働く女性としての話を聞きたいと言っていただけてうれしかった」と今回のインタビューの運びとなりました。 【画像】最近の広末涼子さん 向かい風を真正面から受け止め、一歩ずつ前に進む決意をした広末涼子さんの「いま」をお聞きました。 【広末涼子 ロングインタビュー】
常に味方でいてくれた「たいせつな存在」があったからこそ
――広末さんは今年2月、個人事務所「R.H」を立ち上げました。今後の芸能活動はどのようにお考えですか? 事務所を作ったからといって、何か大それたことを目指しているわけではありません。 正直なところ、先のことはまだ何も見えません。独立させていただくまでにも時間がかかり、多くの方にご迷惑をかけ、ご協力していただき、感謝の気持ちをもって新天地に立たせていただいています。 ただ、子どもの頃から恋焦がれてやっとたどり着いたこの場所に、もしもまだ自分の居場所があるのであれば……と思っています。 ――ご自身が社長で、社員はゼロ。マネジメントもプロデュースもご自身でやっていて、これまでとはまったく違う世界が見えているのではないでしょうか。 本当にその通りで、歴代のマネージャーさんには感謝しかないという気持ちです。 今まで私は現場のことだけ考えていて、それ以外は会社に任せていました。企画もセッティングも、事前の打ち合わせもノータッチでしたし、移動の間はマネージャーさんに「寝てていいよ」と言われて「申し訳ないけれど、今しか眠る時間がないから」と休ませてもらっていました。マネージャーさんはお母さんみたいな存在だったと、改めて思います。 ――お子さんたちは広末さんの再出発をどんなふうに受け止めていますか? 応援してくれています。子どもたちからは、母の日に心のこもったメッセージをもらいました。長男はもう20歳なので普段はストレートな言い方はしないのですが、「一人で抱え込まなくていいから、何かあればいつでも話して」と言ってくれました。本当に心強い存在です。