「行動抑制の呼び掛けはもうしない」大阪・吉村知事会見8月10日(全文2)
万博相に岡田氏。期待する点は?
毎日放送:MBS、富永と申します。お願いいたします。万博大臣についてですが、今回、岡田大臣がなられましたけども、大臣自体についてのなんか評価とか、期待する点はありますでしょうか。 吉村:岡田大臣自身、僕自身は直接存じ上げないので、できるだけ早く岡田大臣と面会をさせていただきたいと思います。岡田大臣は参議院で非常に経験も豊富な方でもいらっしゃいますので、ぜひ万博成功に向けて担当大臣トップとして引っ張っていただきたい。そのリーダーシップに期待したいと思います。また僕ら地元自治体の長としても、できるだけ早く岡田大臣とお会いして、協力しながら万博を進めていきたいと思ってます。 毎日放送:ありがとうございます。続いてコロナについてお伺いいたします。きのうも過去2番目の感染者数だったんですけども、今日の感染者数の見込みとかはありますでしょうか。 吉村:今日は2万3000人前後です。 毎日放送:先ほど、知事の中でも、お盆が始まるに当たって発熱外来の逼迫とかを受けましてオンライン診療スキームの強化という話がありましたけども、実際、現状で利用状況とかはどうなんでしょうか。 吉村:まず現状のオンラインスキームで、だいたいAスキーム、Bスキーム合わせて2000件ぐらい利用されています。まずパターン、Aスキームって分かりにくいかもしれないけど、要は自分で検査して、そしてオンライン診療を受けるというパターンで、だいたい日々1000名ぐらいの陽性の確認をしています。ですので、日々の陽性者もその分1000人そこに上乗せをされてるという状況です。今後もこの傾向は続くだろうと思っています。
オンライン診療の利用法に不満の声もあるようだが
また無料検査場のほう、これは検査場、無料発熱検査場をつくってますから、若年者専用の。無料発熱検査場に行かれる人は、だいたい1人2000人ぐらいいらっしゃいます。そのうち、今だいたい陽性率が半分ぐらいなので、1000人ぐらいの方が陽性になってると。合計2000人ぐらいの陽性者が確認をされてるという状況です。利用者はだいたい3000人ぐらい、合わせて、です。 利用については8000人の利用枠を設けていますので、まだまだキャパシティーは十分確保しております。ですので、若年の方で特に軽症の方、発熱外来まで行かなくてもいいよというふうにおっしゃられる方は、ぜひこの、かといって何もしないということも不安だと思いますので、自分で検査して陽性であればこのオンライン診療を積極的に活用していただけたらと思います。これをすることによって薬の投薬もいたしますので、一気通貫でできるスキームをつくりました。当然コロナの陽性者としての扱いになります。HER-SYSでも登録をされますので。 なので、ずっと我慢して家にいるか、あるいは発熱外来に行くかと、この今まで二者択一しかなかったわけですけど、真ん中の選択肢をつくりましたから、若年で重症化リスクのない方で軽症の方は、そういったことをうまくぜひ活用していただけたらと思います。 毎日放送:ありがとうございます。あと実際、発熱外来などを取材してますと、もちろん一部の外来だと思うんですけども、やはりまだ20代から40代の対象者でも府のサイトとかが分かりにくくて、オンライン診療スキームを利用しようと思うんだけどよく分からないから結局発熱外来に来たっていう話でありますとか、ちょっとやり方を教えてほしいと、直接その発熱外来に問い合わせがあるみたいな。結構この対応に苦慮するという医療機関もあるというふうに取材であるんですけども、その点について何か改善とかは考えてますでしょうか。 吉村:そうですね。常に利用しやすい形っていうのは追求していきたいと思います。ただ、今もう3000人の方が、もうすでに始まってから利用もされてますので、どうしてもそれはスマホとか得意でないと、あるいは近くにもうかかりつけのクリニックがあるからそちらに行こうと判断される方も当然いらっしゃると思います。だから、みんながみんながこれを使うことにはならないとは思いますので、単体で取材されたときにそういった方がいらっしゃるのも、それは当然そうだと思います。ただ、全体のマスで見たときにはやはり、もう3000人近くの方がこれを現実に利用されておられると。