小池都知事が定例会見4月16日(全文1)もう疲れたよと言わないで
1チーム2人、200名超の体制を構築
それから5月11日までが重点措置期間ですけれども、この区域内は、都内全体12万件の店舗ですが、今回設定をしました区域、約11万店舗に上ります。これを対象に、庁内の応援部隊や職員の採用によって大幅な増員を行って、100チームにいたします。1チーム2人ですから、200名を超える体制を構築して、これによってざくざくと回るという話であります。 コロナ対策リーダーの取り組みですけれども、この目的は、何よりもやはり感染防止のアクリル板や消毒液を置いているかだけでなくて、ちゃんとそれが行われているのかどうかということも、お客さんと一体となって、一緒になって行っていくということで、お食事を楽しむと同時に感染のリスクを抑えるというものでございますので、ぜひお店を利用される方はリーダーからの呼び掛けにご協力のほど、お願いいたします。 それから人流の抑制と併せまして、都は保健所などと、関係機関と連携しまして、感染の拡大に備えた取り組みを進めているところでございます。自宅療養ですけれども、こちらの支援も拡充をしております。都は昨年11月に自宅療養者フォローアップセンターを設置しておりまして、これは自宅で療養している方々と健康管理アプリなどで健康観察ができる。それから看護師さんなどによって24時間対応の医療相談ができるということで、自宅の療養ではありますけれども、宿泊療養と同じような形で自宅療養においても安心できる、また保健所業務の負担の軽減につながるということで、取り組みを進めてまいりました。
フォローアップ体制の強化を図る
これからの感染の拡大によって、再び自宅療養者が増加されることが考えられます。そこで、医師などによるフォローアップ体制の強化を図るというものです。具体的に申し上げますと、自宅療養中の方で体調が悪くなった場合、悪化した場合には、保健所、そして自宅療養者フォローアップセンター、今申し上げているこのフォローアップセンターと東京都の医師会が連携をいたしまして、地域のお医者さまなどによる訪問であったり、電話やオンラインによって診療を速やかに実施するということで、4月20日から、この事業を開始いたします。 宿泊療養施設もあります。一方で、お1人暮らしの無症状や若い方々などは、自宅で療養しても、それでもパルスオキシメーターが配られ、それからこちらがハンドブックですけれども、どのようにして自宅で過ごして、安全に過ごしてくださいというようなマニュアル、ハンドブック、こちらが日本語版、こちらは英語版ということで、これを用意しております。この取り組みで、自宅で療養される方が、それぞれの地域でより安心して療養できる、このような環境を提供してまいります。 それから変異株による感染拡大の防止を防ぐために、積極的な疫学調査などを行っているわけでございますが、これを拡充するという意味で、トレーサー班の増員を行います。こちらも人員の募集になりますが、去年の9月から保健師、看護師をはじめとした会計年度任用職員を採用しておりまして、さらにこの際、体制を強化しようというものです。 今回は保健師、看護師、そういった資格を持っている方、そして事務職員などを合わせまして40名程度の増員といたしたく、今週の水曜日から募集を開始しております。5月上旬以降の採用の予定となりますけれども、ぜひ皆さんのスキルをこのコロナ対策に生かしてくださるためにも、ぜひご応募のほど、よろしくお願いを申し上げます。 それから同じくコロナの感染拡大の兆候を把握するという意味で、これまでもやってまいりましたけれども、下水に含まれますウイルスの調査を日本水環境学会と連携をして行ってきたわけですが、新たに今回、この感染の拡大が、特に若い世代だという報告がございます。そこで都立学校などのマンホールにおいて下水の採取を行うように指示をしております。