大阪府「5人以上飲み会自粛要請」へ 来月1日から20日まで
大阪府は28日午後、大阪府庁で「新型コロナウイルスの対策本部会議」を開き、来月1日から20日まで5人以上の飲み会・宴会などを控えるよう府民に要請することを決定した。 【動画】大阪府「5人以上飲み会自粛要請」へ 吉村知事が会見
同会議によると、5人以上の宴会・飲み会は控えることを呼び掛けていく。また、これまでの感染状況から「3密で唾液が飛び交う環境を避けること」「業種別ガイドラインを遵守 (感染防止宣言ステッカーの導入)していないバー、クラブ、キャバクラ、ホストクラブ等の夜の街のお店の利用を自粛すること」「重症化や死亡リスクの高い高齢者、基礎疾患のある方及びその家族は、感染リスクの高い環境の施設(上記の店舗等)を避けること」を要請する。
このほか、経済界にも「5人以上の宴会・飲み会は控えること」「テレワーク70%を推進すること。出勤が必要となる職場でも、ローテーション勤務、時差通勤、自転車通勤などの取り組みを推進すること」などを呼びかけ。
大学などにも、5人以上の宴会などを控えるよう要請するほか、体調の悪い生徒は登校させないこと、体調の悪い人や少しでも症状がある人は検査を受診することを呼びかけていく。
大阪府の吉村洋文知事は同会議で「5人など人数を設定するのが僕の考え方」と述べ、専門家にも意見を聞いた。 それに対し、会議に出席していた大阪大学大学院医学系研究科の朝野和典教授は、科学的な根拠はないという前提で「宴会とか密閉した空間であればエアロゾルの感染も考えなければならない。大きなクラスターを作らないという意味では小規模なほどクラスターの規模は小さくなるのは当然のことで、そういう意味での少数であることがメリットがあるのは事実だと思います。それを4人にするか5人にするかは知事の判断でよろしいかと思います。緊急事態宣言によってなにかが変わったというか、なにか行動変容、きっかけを作る必要があると思います」と述べていた。