大阪府・コロナ禍における妊産婦支援実施へ 分娩前PCR検査に対する助成など
大阪府・コロナ禍における妊産婦支援実施へ 分娩前PCR検査に対する助成など
新型コロナウイルス感染拡大が広がる中、胎児や新生児の健康など妊産婦の不安を解消しようと大阪府は22日、妊婦の分娩前PCR検査に対する助成や助産師による訪問・電話相談などの支援を実施すると発表した。 【中継録画】吉村知事「陽性者120名程度。過去最多。30代以下が7割」(2020年7月22日)
妊婦への分娩前PCR検査などに対する助成
発表によると、妊婦への分娩前PCR検査などに対する助成については、対象者は分娩前で検査を希望する無症状の妊婦で、妊婦のかかりつけ産科医療機関を通じ、1回に限り2万円まで助成するというもの。 この助成について、大阪府の吉村洋文知事は22日に行われた定例会見で「無症状の方を検査するのは自費診療になるため、それを2万円まで助成するということで、概ねこの金額の中であれば検査を受けられるため実質無料になるという形」と説明した。検体の採取方法は、唾液による検査だという。 期間は今月27日から来年の3月31日までで、準備が整った医療機関から順次開始されるとしている。
助産師による訪問や電話相談支援
また、助産師による訪問や電話相談支援については、感染から回復後に、健康面や出産後の育児などに不安を感じ支援を希望する人などが対象。助産師などの専門職が無料で、訪問や電話で専門的なケアや育児の支援を行う。期間はこちらも今月27日から来年の3月31日までとなっている。 これらの支援についての問い合わせなどは、専用の総合ダイヤル(電06・7166・9988)で受け付ける。
これらの支援について吉村知事は「妊婦さんが安心して検査を受けれる仕組みということを新規事業として構築していく」と話している。