大阪コロナ重症センター 住吉区の「大阪急性期・総合医療センター」敷地内に整備
大阪府の吉村洋文知事は27日、新型コロナウイルスの想定を超えた感染拡大に備えるため、重症患者向けの臨時医療施設「大阪コロナ重症センター」を大阪急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)に整備、建設手続きに着手すると発表した。 【拡大写真】大阪コロナ重症センターについて説明する大阪府の吉村洋文知事
発表によると、建物はプレハブ平屋建てで同総合医療センター内にある駐車場に設置するという。第1期工事は今年11月の完成を目指し、最初は30床を整備する予定。第2期工事では、来年1月に20~30床の整備を目指し、全体的には60床を目標としている。すべての病床に人工呼吸器を配備するという。
吉村知事は、今月1日に開かれた定例会見でこの設置について「国に対して東京と大阪にいざという時の国立ICUセンターを作ってと要望してきたが、国会でそれは地方でお願いしたいという答弁だったため大阪でやろうということ」「コロナの治療のために何が必要かを追求した大阪コロナの専門の重症センターを設置していく。これをやるとしたら全国初の取り組みになる」と話していた。