小学生のお年玉、どう管理する? 平均総額2万円以上! 子どもの金銭感覚を養う上手な方法とは
いよいよ2025年が始まりました。子どもにとっては、お年玉をもらうことも新年の大きな楽しみの一つですが、親としては子どもが無駄遣いしないか、うまく管理できるのかなど、気になる点も多々あります。何に気をつければよいのか、ファイナンシャルプランナーであり、親子向けのマネー教育講座「キッズ・マネー・ステーション」を運営する八木陽子さんにお話を聞きました。 【写真】3人の娘にお年玉で「資産運用」を教えているタレントはこの人! ■お年玉の一部は、子どもに預けて ――合計するとけっこう高額になることも多いお年玉。どのように管理するのがよいでしょうか? 祖父母や親戚の数によって変わりますが、全国平均では小学生でもお年玉の総額は2万円以上になります。お年玉の全額を子どもに任せるのは抵抗がある、という親御さんは当然多いでしょう。とはいえ、子どもには「自分がもらった」という意識があるので、親が全額を管理するのでは子どもとしても面白くありません(笑)。 そこで、小学校低学年なら1000~2000円、中学年なら3000円など、数千円を目安に年齢に合わせてお年玉の一部を子どもにハンドリングさせるというのがよい方法だと考えます。それ以外は、親が預かって子どもの教育費として貯める、あるいはご家庭によっては一部を生活費に回すなど、親が管理するというやり方でよいのではないでしょうか。 ■使い道は最低限のルールだけを決めて口出ししない ――子どもに一部とはいえお年玉を管理させると、無駄遣いをしそうで心配です。 「自由に使っていいよ」と渡したお金の分は、子どもにお任せするスタイルでいいと思います。子どもを見ていると、何回もガチャガチャをやってしまうなど、普段のおこづかいでも「なぜそれに使ったの?」ということはけっこうありますよね。でも、失敗をすることでお金の使い方を学ぶ部分もありますから。そもそも、大人だって買い物で失敗することはよくあるでしょう。 ただし、本当に買ってはいけないもの、やってはいけないこと、行ってはいけない場所など、ご家庭ごとに最低限のお金の使い方のルールは決めたほうがいいです。それ以外に関しては、口出しせずに子どもがどのようにお年玉を使うのか、そっと見守っていくのがよいと思います。