「ドコモ口座」不正利用問題 NTTドコモが会見(全文2)11行で被害確認、増える可能性も
犯罪に使われたか否かは確認できないのか
記者2:これは現状ドコモ側では犯罪に使われたかどうかっていうのは確認できないっていうことなんですかね。あくまで銀行からの申請であり、銀行側はそれって自動的に把握できるものなんか、その辺って教えていただけますか。 前田:基本的には銀行さまのほうに、銀行口座から不正にチャージがされているということ自体を知りうるのは銀行さまのほう。もしくはお客さまということになりますので、私ども直接は分かり得ないことではありますが。ただもちろん事象が発生した場合には一緒に対応させていただくということでございます。 記者2:分かりました。ありがとうございます。 司会:次のご質問。じゃあそちらの、こちらの列の2番目の方。
新規口座登録はいつから再開するのか
日経クロステック:日経クロステックの大川原です。2点聞かせてください。1点目が今現在の新規の口座の登録、停止されていると思うんですけども、これはいつから再開されるんでしょうか。2点目がドコモ口座自体は2011年から開始されたと思うんですけども、サービスを運用しながらセキュリティーに問題がないかっていうチェック、評価は行われていたんでしょうか。あと今後のセキュリティーの担保のためにはどういったチェック、評価の体制が必要だと思われますか。 丸山:まずいつ再開するかということなんですが、冒頭申し上げました2つの対策ですね、これをなるべく早い時期に、1カ月からもう少し掛かるかもしれませんが、そのぐらいの時期には対策をやっていこうというふうに思っていますので、その辺の状況を見ながら、その対策後に早急に再開したいというふうに思っています。 それからドコモ口座のセキュリティーをどういうふうに見ていたかということなんですが、実はセキュリティーってこれ、幾つかの視点があると思います。私ども自身はdアカウントだとかドコモ口座のセキュリティーについては相当力を入れて見てきたつもりでございます。そのために二段階認証、二要素認証、あるいは最近で言えばパスワードレスの認証などを入れてきたわけですが、それはいずれも口座に今、入られているお客さまを守るための仕組みなんですね。従って、そういう視点ではこれまでやってき、チェックもしやってきたわけですけど、やっぱり抜け落ちてた視点としてはドコモ口座に悪意で踏み台のように入られて、今回のように使われる方をどうやって排除するかというところのセキュリティーは必ずしも十分ではなかったということだと認識してございます。 従って後者につきましてはやっぱり、これから少しわれわれもどういうことが一番望ましいかっていうのをもう少し検討して、いろいろな打ち手も、改善も図っていきたいというふうに思ってございます。 司会:じゃあ次のご質問のある方。じゃあこちらの列の2番目の。