中電、「MG-36」シリーズからモノラル専用&SP盤専用のMMカートリッジ
(株)中電より、MMカートリッジMG-36シリーズの新製品として、モノラル用カートリッジ「MG-36MN1」と、SPレコード用カートリッジ「MG-36SP3」が発売された。価格は「MG-36MN1」が19,030円(税込)、「MG-36SP3」が19,580円(税込)。「MG-36SP3」にヘッドシェルとウェイトを同梱したものも用意され、こちらの価格は26,400円(税込)。 現代カートリッジの中でひときわ個性が光る、太い音が人気のMMカートリッジ「MG-36」シリーズの新製品。モノラル専用のMG-36MN1は、MG-3605と同じカンチレバーに1ミルチップを搭載したもの。針圧は2.5 - 3.5g、出力は6.5 - 7.5mV。針形状は接合ダイヤ丸針。 SPレコード用MG-36SP3は、針先3ミル。針圧6.0 - 10.0g、出力5 - 6mV。指定針圧が高いため、ヘッドシェル「HC-001」とウェイト「CW-3」と組み合わせたセットも販売している。極太のカンチレバーで、SPレコードの鮮烈な音を引き出す。なお、針先が3.5ミル、4ミルバージョンも来年春頃に発売が予定されている。 いずれも交換針だけの製品も用意されており、MG-36シリーズの針先だけを交換するだけで、ステレオLP用、モノラルLP用、SP用、そして来春発売予定のSP用のサイズ違いの針先など、用途に合わせて音の違いが楽しめる。 12月27日発売の『季刊・アナログ86号』では、SPレコード用MG-36SP3の試聴記が掲載されているので、そちらもご参照いただきたい。
季刊・アナログ編集部