小池都知事が定例会見6月4日(全文2完)大規模接種会場、都内5カ所に設置へ
特別顧問を務める都民ファを支援するのか
東京新聞:東京新聞の岡本です。今のパブリックビューイングの関係について、重ねて伺います。今、プレイブックなど、組織委員会の方針を基に判断されるということでしたが、実際にほかの会場でもやるということになると、感染対策を十分していたとしても、メッセージとして、外に出ていいんだというか、ほかのライブサイトに行く方以外に対するメッセージとして緩みというか、外に出てもいいというようなメッセージを与えてしまうような懸念もあると思うんですが、そういう部分についてはどういうふうにお考えですか。 小池:いろいろなお考えがあろうかと思いますけれども、私どもは、それらガイドラインに従った形で、そしてまた密を避ける事前予約等々、いろんな方法で工夫をしているところであります。それらを含めて考えていくということです。 東京新聞:もう1点、別で、都議選の投開票まで残り1カ月となりました。あらためて伺いますけれども、知事は特別顧問を務める都民ファーストの会を支援されるお考えはありますでしょうか。 小池:今、都政というのは大変重要な局面にあります。また一方で、このコロナ禍においてさらに都政の改革が求められるということも明らかになってまいりました。それら改革を進めると。それを支えるという都議会と、車輪の両輪として、進めていくに必要な方々に対してエールを送りたいと思います。 東京新聞:都民ファーストの会の方に限らず、支援するという、今の趣旨に当てはまる方であれば、都民ファーストの会の方に限らないということでしょうか。 小池:いや、それらの改革を目指す方々を、エールを送っていきたいと。これには変わりません。最後でお願いします。
大規模接種会場の検討・調整状況は
NHK:NHKの成澤です。ワクチン接種について伺いたいと思います。東京都は今後、大規模な接種会場というのを、設置含めて検討されていくと思うんですけれども、一部報道では7月以降の早期に、5カ所の大規模接種会場を設置する方向で都が検討しているといった内容の報道もあるんですが、最新の検討状況、調整状況をお聞かせいただけますでしょうか。 小池:大規模接種会場については、やはりワクチン接種をより加速していく、ほかの国、見てください。ワクチンが行き届きつつある国々の行動変容は、本当にめざましいものもある。ワクチンの効果ということについても、さまざまな分析も行われているところであります。 よって、ワクチンをいかに加速して接種していくかというのは、すなわちゲームチェンジャーであるこのワクチンをいかに広げていくのか、それと医療提供体制との関係っていうのは、2つの、この相交わる曲線を描いてくるのではないかと期待をしているところです。この、今、都議会開催中なわけですけれども、今回の予算案で、都内5カ所での設置、運営を想定して、予算の中に盛り込んでいるところであります。 今後実施する大規模会場、これについては住民接種の実施主体である区市町村との密な連携が必要かと思います。連携しながら、それぞれで進めていくことによって、結果としてワクチンの接種率も高まる、それによって安心が広がっていく。ただ、1回目受けたからもうマスク外していいんですよ、飲みに行っていいんですよ、ということではないので、これについてはほかの国でもそういう誤解に基づいた、学びたくない例もあるようでございますので、そういったことも踏まえながら進めていく必要があろうかと思います。