30kg痩せるもカラダは絶不調に!50代看護師が健康を取り戻して気付いた「食事管理のメリット」とは?
【あすけんのある生活】あすけんをはじめたきっかけや使い方のコツ、人生に起きた変化など、さまざまな方の「#あすけんのある生活」をお届けします! 今回は、32kgのダイエットに成功したけれど体調不良に。食事記録と筋トレで健康を取り戻し、毎日をアクティブに楽しむ中村さんにお話をうかがいました。 ◇ ◇ ◇
コロナ医療最前線を経験しダイエットを決意
ーー痩せようと思ったきっかけを教えてください。 ダイエット前は身長156cmで体重が78kgありました。ただ、健康診断ではBMIが引っかかるくらいで、太っていることに危機感がなかったんです。看護師として働いているんですが、夜勤のようなハードな環境でも息苦しさや動き辛さも感じないし、逆に丸みのある体型や元気なキャラクターで患者さんに安心感を感じてもらえるし、このままでいいかと考えていました。 でも、コロナ禍で救命病棟に勤務するようになり、回復する患者さんがいる中で、肥満の患者さんは悪化してしまうケースも多く…。そんな光景を目の当たりにし、改めて「肥満は万病の元なんだ」と恐怖を感じました。 ーー大変な状況でしたね。コロナ禍の医療最前線の現場にいらしたんですね。 はい。人工呼吸器に繋がれている肥満の患者さんの看護には、多くの人手が必要です。患者さんのカラダを支えて看護すると、80kgってこんなに重たいんだ、と感じて。今の自分の体重だと、何かあった際に人に迷惑をかけてしまうかもしれないと思いました。 そんなコロナ医療現場での出来事がきっかけとなり、ダイエットを決意しました。
ーーダイエット前にカラダに不調を感じることはありましたか? とにかく疲れやすかったですね。そして疲れがなかなか抜けないので、夜勤後はずっと寝ていたり、しょっちゅうマッサージに行ったりしていました。
ダイエットに成功するもカラダは絶不調に
ーーダイエットの内容を教えてください。 専門家の指導を受けてファスティングを行いました。 初日は丸1日食事を抜いて、翌日は朝に野菜ジュース、昼にボウル1杯のサラダ、夜は根菜の煮物や豆腐などの植物性たんぱく質とご飯を食べます。3日目以降はご飯、味噌汁、野菜のような献立になり、4日目以降は通常の食事に戻るサイクルでした。それを2週間に一度実施します。 ーーストイックな内容ですね。お仕事中も続けられたんですか? 仕事中もやっていましたね。夜勤明けって元々疲れて帰宅して寝るので、自然と1日ご飯を食べない生活だったんです。なので夜勤はファスティングと相性が良かったのかもしれません。ファスティングを1年半続けた結果、32kg痩せました。 ーー32kg!かなり痩せられましたね。 ダイエットに成功したのは嬉しかったのですが、30kg痩せるとカラダのバランスがおかしくなってしまい…。元々巻き肩でストレートネックな上、反り腰もあって姿勢が悪かったんです。さらに体重が大幅に減ったことでカラダの軸が安定せず、腰を痛めてしまいました。体調も良くなく、せっかく痩せたのに健康的とは言えなかったですね。 ーー大幅なダイエットで不調が出てしまったんですね。 そうなんです。目指していた健康的なカラダとは真逆になってしまいました。 そこで今度は姿勢やカラダのバランスを直そうと筋トレに励み、月に1回パーソナルジムでトレーナーに指導してもらいました。ほかの日も、自分でジムに通って筋トレのメニューをこなしました。同じタイミングで改めて食事を見直し、あすけんで食事記録を始めました。