愛知県・大村知事が定例会見6月24日(全文1)新型コロナ対策で経済支援を追加
スプレーギクの新品種とアイセイカーラを開発
それでは2点目でございまして、もうちょい前。もう少し。もう少しこっち。この辺かな。ということでございまして、またご覧いただければと思います。スプレーギクの新品種、スプレー愛知夏2号と、アイセイカーラの開発について、ということでございます。 愛知県農業総合試験場はこのたび、ピンク色のスプレーギクの新品種、スプレー愛知夏2号とアイセイカーラの開発をし、6月17日付で種苗法に基づく品種登録出願を行いました。スプレーギクは、ここから小枝がスプレー状に広がって多数の花を咲かせるタイプのキクであります。花の形や色もさまざまなバリエーションがありまして、花束、生け花、テーブルフラワーなど、さまざまな用途で利用されており、本件は年間8480万本が生産される日本一の産地であります。スプレー愛知夏2号は7月から9月に収穫する夏秋系品種でありまして、夏場の高温期においても美しい花の色が長く保ち、安定した出荷が可能であります。また、花びらが斜め上を向き、美しい花の形を長く楽しむことができるものでございます。 こちらだな。これですね。スプレー愛知夏2号ということでございまして、こういうスプレーギクということでございます。生産者や技術関係者からも高い評価をいただいておりまして、2015年から交配、選抜、育成完了。そしてこの7月から、来年ですね、来年2021年の7月から市場出荷予定。普及目標としては2021年、来年に年間5万本、2024年に年間50万本ということで、夏のピンク色のスプレーギクの種目品種にしたいというふうに思っております。
花の王国愛知のさらなる発展目指したい
そして続きまして、アイセイカーラでございまして、どうぞ。アイセイカーラは10月から6月に収穫する秋系品種でありまして、美しい花の姿に加え、キク矮化病に極めて強く、本病の感染・発病を心配することなく栽培ができます。また寒い時期にも茎がよく伸びるので、安定して出荷できる特徴を備えております。アイセイカーラはイノチオ精興園株式会社と共同研究で開発をいたしました、ということでございまして、これだね。 ということでございまして、キク矮化病に感染・発病しないということでございまして、これも生産者、流通関係者から高い評価をいただいております。2016年から交配をし、そして選抜、育成完了、そして来年の10月、2021年10月に出荷予定でございます。普及目標としては2021年年間5万本、そして2025年には年間100万本ということで、ピンク色のスプレーギクの主力品種にしたいということでございますので、よろしくお願いいたします。 開発した2つの新品種によりまして、花の王国愛知のさらなる発展を目指していきたいというふうに思っております。その他、あと内容等は、また資料をご覧いただければというふうに思っております。さまざまな生産者、そして技術関係者のご要望をいただく中で、こうした新品種の開発をしたということでございます。 やはり花は消費者の方に受け入れていただかなければなりませんので、もうとにかくたくさんの品種を選んで、そしてそのときの流行、トレンドに合わせてつくっていくということが必要なので、常に新品種の開発にチャレンジしていくということでございます。資料の3ページに生産額がありまして、参考で、4の括弧1、キクの生産状況ですが、直近2018年の資料で、愛知県は産出額216億円で、全国生産のだいたい3分の1を占める、圧倒的な第1位の生産県でございます。そしてスプレーギクにつきましても同じくでありまして、圧倒的な第1位。そして4ページにありますが、本県においてはやはり田原市と豊川市ということで、やはり東側が主力ということでございます。ということで、またご覧いただければというふうに思っております。