愛知県・大村知事が定例会見6月24日(全文1)新型コロナ対策で経済支援を追加
祭礼など地域の行事開催促進に向けた嘆願書
さて、そしてバックボードでございますが、これは岡崎市さんからの提供でございますが、徳川家康公像PRの観光ポスターでございます。「家康公、見参。」ということで、これは昨年11月の2日に、東岡崎の駅からのペデストリアンデッキの渡り初めの記念式典をやりましたが、そこの渡ったところの乙川の近いところに、ペデストリアンデッキの上にこの大きな徳川家康公像が披露をされております。この銅像は日本最大級の高さを誇り、家康公が松平から徳川へと改姓した25歳当時の若武者の姿で、弓矢を携えた若く勇猛果敢な様子を表現しております。東岡崎にお越しの際はぜひ、お立ち寄りをいただければというふうに思っております。 そして、先ほどの三河木綿のマスクでございますが、これですね。これは蒲郡の酒岩織布株式会社さんが製作をした三河木綿のマスクでございます。こうした白生地に両サイドを三河木綿にしたもの、それからこれは全部が三河木綿という、こうしたタイプが2種類あるということでございます。また多くの方にご覧、ご愛用いただければというふうに思っております。 さて、それではお手元にお配りしております、まず発表事項の前に私から申し上げたいと思います。これはお呼び掛けをしたいと思います。都道府県をまたぐ人の移動制限や、イベント開催における規模要件の緩和を受けて申し上げたいと思います。 先週、6月18日に愛知県煙火組合、花火組合の皆さまから、祭礼など地域の行事の開催促進に向けた嘆願書を受け取る機会があり、その際、新型コロナウイルス感染症の影響で、花火大会などが軒並み中止となっている花火業界の現状をお聞きいたしました。愛知県、特に三河地域は江戸時代から花火の製造が盛んで、例年であれば県内で多くの花火大会や祭礼花火が催されてまいりました。
1日も早く花火大会が開催できるよう応援したい
こうした県民の皆さまが楽しみにしてきた花火大会等が、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となり、私自身も大変残念に思っております。もともと花火を打ち上げる行為には疫病退散の意味が込められているとも聞いておりますので、そうした意味からも、1日も早く花火大会等が開催できるように応援したいと考えております。 折しも、イベントの開催については6月の19日から政府が定めた移行期間の第2段階に入り、観光を含む都道府県をまたぐ人の移動が可能となり、プロ野球が開幕するとともに、サッカー、Jリーグも再開をされようとしております。今後、7月の10日からは第3段階に移行し、イベントを開催する際の規模は、1000人以下から5000人以下へと要件がさらに緩和され、8月1日からイベントの人数上限が撤廃されることとなります。 ただし、そうした中でも人と人との感覚を十分にできれば、2メートルの距離を保ってイベントを開催していただきますようにお願いいたします。新たな段階に入り、3つの密の回避や人と人との距離の確保など、新しい生活様式の定着を進めつつ、社会・経済活動を徐々に引き上げ、日常生活を取り戻すことが必要です。そのため、イベントや観光振興に関しても徹底した感染防止対策の実施を前提に、工夫しながら安全性を確保し、実施をしていただきたいと考えております。 県では県独自の、あるいは国の対策に呼応したあらゆる経済対策に取り組み、現在の厳しい経済状況を1日も早く克服してまいりたいと考えております。県民および事業者の皆さまにおかれましても、元気な愛知を取り戻すため、引き続きご理解とご協力をお願い申し上げたいというふうに思っております。 ということで、先週、愛知県花火組合、煙火組合の皆さまからの嘆願書を受け取らせていただいたということも含め、花火大会をはじめ、さまざまなイベント行事については、感染拡大防止対策を取りつつ、できるだけ早く日常生活を取り戻していくように、何とぞ主催者の皆さまには、開催に向けてお取り組みいただきますようにお願いを申し上げたいというふうに思っております。 これから夏行事は、だいたいほぼほぼ中止等々が多いと思いますが、秋以降の行事等々はまだこれからということでございますので、ぜひそうした面での取り組みをお願いできればというふうに思っております。全て自粛、中止ということになりますと社会経済等々が持たないということになりますので、よろしくお願いをしたいと思います。