愛知県・大村知事が定例会見6月24日(全文1)新型コロナ対策で経済支援を追加
愛知県新型コロナウイルス感染症経済対策
それでは最初の発表事項でございます。まず愛知県新型コロナウイルス感染症経済対策についてであります。愛知県は新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向け、4月10日に県独自の愛知県緊急事態宣言を発信するなど、ありとあらゆる対策を講じてまいりました。その結果、本県の新規感染者数は大きく減少傾向にあります。一方、わが国の経済は新型コロナウイルス感染症の影響により極めて厳しい状況にあり、再度の感染拡大の防止とバランスを図りつつ、社会経済活動の回復を目指していかなければなりません。 今回の改訂版は5月11日に公表した経済対策に、その後の状況の変化や、国の第二次補正予算に基づいて追加、拡充した対策を加えて取りまとめたものであります。愛知県といたしましては、県民の皆さまの生命と健康を守ることを引き続き最優先としつつ、現下の極めて厳しい経済状況の克服をし、活力ある社会経済活動を取り戻すとともに、将来の感染症リスクにも対応できる強靭な経済や社会の構造を築き、持続的な成長への一歩を踏み出すことができるように、全力で取り組んでまいります。そして県民、事業者の皆さまとオール愛知でこの難局を乗り越え、日本一元気な愛知をつくってまいりたいと存じます。 ということでございまして、お手元にこういう、愛知県新型コロナウイルス感染症経済対策という資料をお配りしております。これはずっと細かい内容とか、具体的な内容は全て書いてありまして、今回、追加のものが、この星印。星印が追加のものでございますので、対策が本当に盛りだくさんになってまいりましたので、整理をする意味で、これは5月の11日に作らせていただきましたが、その間、その後、緊急つなぎ小口資金で専決、それから5月補正、6月補正の最初と追加ということで、そのあと4つ対策が追加になりましたので、ここに整理をさせていただいたということでございます。
無利子・無担保・保証料ゼロの資金の創設・拡充
大村:そして、その内容はお手元に、これも資料でお配りしておりますが、愛知県新型コロナウイルス感染症経済対策ということでございまして、感染拡大防止とのバランスを図りつつ、社会経済活動の回復を目指すということでございまして、県独自、そして国の対策方針、市町村とも緊密に連携して取り組み推進するということで、事業者を支援するもの、そして家庭を支援するもの、さらなる支援ということでジャンル分けをして整理をさせていただいております。 そして、まず事業者に対する支援でございますが、上からいきまして、この無利子・無担保・保証料ゼロの資金の創設・拡充。限度額3000万を4000万に拡充し、融資枠を1兆円。4000億円を1兆円に拡充したということでございます。今、議会に諮っております。 それから牛肉、名古屋コーチンの学校給食への支援。花、つまものの支援。そして漁業者への支援。アーティスト、文化芸術団体への活動支援。そして休業要請への協力金。また理美容への協力金。また国の持続化給付金。雇用調整助成金。県税の徴収1年猶予などなどでございます。 そして、これは家庭への支援ということでご覧いただければと思いますが、特別定額給付金10万円。そして緊急小口資金20万円。そしてまた住居確保給付金の拡充。または奨学給付金制度の拡充。ひとり親世帯への特別定額給付金などなどでございます。 そして、これがさらなる支援ということで、需要喚起策などなどを入れておりまして、新サービス、新製品の開発、販路拡大に取り組む中小企業に対する補助金の創設。それから商店街のプレミアム商品券発行事業の支援拡充。これは今までは商店街の自己負担でありましたが、これらは全て県、市の行政の負担に切り替えて負担させていただき、プレミアム商品券を発行していくものでございます。 また県内旅行には1人当たり1万円の補助をするということで、これは夏休みに間に合うように旅行商品を発売して、県民の皆さまにご利用いただければというふうに思っております。ですから国の「Go To Travel キャンペーン」が、なかなかそこまでは難しいかもしれませんが、まずは県単独のこの事業で進めていきたいというふうに思います。また通販サイトを活用した観光物産品、農林水産物等の販売促進などなどでございまして、引き続き、しっかりと進めていきたいというふうに思っております。ということで、この内容について、またご覧いただければというふうに思っております。