「反抗期に発散できているか心配だけど」大久保嘉人の三男が中1でスペイン留学 妻・莉瑛が語る「家族の変化」
── シェアハウスに住んでいるとのことですが、食事はどうされているんですか。 大久保さん:キッチンは共同で、きょうだいの食事は長男が作っています。ビデオ通話の途中でふたりが「今日は何食べる?」というやりとりをしたり、料理をしているところも映してくれたり。「おいしそうだね」なんてやり取りもしていますよ。 ── 日本にいるときから料理をするお子さんだったんですか。 大久保さん:いえ、まったくでした。ただ、長男は食べることが好きなのできっと何かしらは作るんだろうなと思っていました。料理を日常的にするようになってだんだん楽しくなってきたようです。手に入りやすいパスタやパエリア用のお米を買って料理しているのですが、わりとちゃんとしたものを食べているなと思います。私としても自炊は二の次と言いますか、近くにお店もあるので出来合いのものでもいいと思っていたんです。でも、きちんと買い出しにも行って、栄養のあるものを食べているようなので安心しています。それに、長男は食事以外に、3男の勉強も見てくれています。長男が語学学校に行く前に勉強の課題を与えて、長男が帰ってきたら確認テストをしているみたいです。
── 頼りになりますね!ホームシックはなさそうですか。 大久保さん:今はサッカー留学のような感じで向こうに行っているので、兄弟ふたりで楽しく過ごしているようです。ただ最近、こちらでいとこの結婚式あったので、家族や親戚みんなで参加して集まっているのはうらやましいと思ったようです。あとは通話中に私たちがお寿司を食べているようなときは、向こうではなかなか食べられないので「いいなぁ」と言われますね。 ── 母親として心配なことはありますか。
大久保さん:長男と次男は反抗期が結構ひどかったのですが、3男はそれがちょうど始まるかなというくらいの時期にスペインに行ったので、発散できていないのではと心配です。長男は反抗期後にすごく丸くなったので、3男がもし吐き出せないままだったらどうなのかなと。反抗期もない子もいますし、子どもによっても違うので一概には言えないと思うんですが…。 ── 長男の反抗期はどんな感じでしたか。 大久保さん:長男は、口を聞かなくなることはなかったのですが、発する言葉すべてにとげがあって、夫に対しても、ものすごい口の聞き方をしていた時がありました。それで一回、夫と長男が取っ組み合いになって。当時現役だった夫の方がもちろん力が強く、長男も「これはどうもできない」と感じ取ったようで、それ以降は落ち着きました。もともと感謝の言葉をよく口にする子だったのですが、反抗期が終わったあとは元に戻ったように優しくなったので、本質的なものは変わらなかったと安心しました。そのあとで背が伸びたり声が変わったりしたので、あの時期は自分ではどうしようもない、ホルモンに支配されていたんだなと感じますね。