「反抗期に発散できているか心配だけど」大久保嘉人の三男が中1でスペイン留学 妻・莉瑛が語る「家族の変化」
私自身も、皆さんが自然と人に親切に接している雰囲気がいいなと思っています。親としては、子どもたちの希望を叶えてあげたいという思いと、語学を含め将来何かに役立てられるだろうというのもあります。長男は語学学校に通いながら向こうのチームに所属していて、3男は今、所属するチームを決めている最中です。
■「シェアハウスで自炊」息子たちの生活ぶり ── 生活や練習にはスペイン語が必要だと思いますが、何か準備などはされたのですか。
大久保さん:うちの子たちは英語もそんなに得意ではなくて、言葉に関しては「海外ならどこでも一緒」と思っていますね。なによりサッカーが楽しめることに重きを置いていました。わが家の性格だと思うのですが、準備に関しても何も心配せず、パスポートさえあればという感覚でした。スーツケースは用意したのですが荷造りも前日に「これとこれを入れて…」という感じです。親である私たちも細かく聞いて確認することもないので、スペインに行ってから子どもが「やっぱりあれを持ってくればよかった」なんてことをよく言っています。でもこれもいい経験で、自分自身で必要なものがわかっていいのかなと思っています。子どもたちは、渡航前はただ楽しみな気持ちでいっぱいでした。
── 旦那さんから子どもたちに何かアドバイスなどはありましたか? 大久保さん:私が知らないところでサッカーのアドバイスをすることはあったんでしょうけど、特に何かに気をつけなよという話もなく、渡航前は「頑張ってこいよ」とだけ声をかけていました。 ── お子さんたちとは連絡を取り合っていますか。 大久保さん:時差があるのですぐに伝えたいことがあっても「もう寝てる時間だ」とか「まだ起きてないな」ということはあるものの、お互いに毎日ビデオ通話をしていて、元気な顔を見られています。日本にいたときよりも連絡を取っていますね。どうしても近くにいてガミガミ言ってしまうと、息子も話したいことを話せないでしょうし、私もすべてが見えていたら心配したりイライラしたりすることも多いと思います。今は笑顔で今日の出来事や楽しかったことを報告してくれるのはいいですね。先日も3男が「シェアハウスの花瓶を割ってしまったけど、ちゃんと謝ったよ」と連絡が来ました。こまかく報連相ができているなと思います。