大阪府コロナ会議後、吉村知事囲み取材(全文2)12月下旬までには下降曲線に
当初予想していた結果と比較してどうか
NHK:NHKの【サトウ 02:00:33】と申します。もともと知事は短期間で、11月の終わりのときに短期間で抑えたいということで11月の27から休業要請をされて12月3日からは赤信号ということだったと思うんですけれども、2つ前の質問とつながるかもしれないんですけども、現在の感染状況と重症者の数を見て、当初思われていたような結果と比較してどうなのかというのをお聞きしてもいいですか。 吉村:やっぱり時短要請というのはものすごく仕事をやっている方に対しては影響が強いです。やはりそこに生活もあります。なので、なんとか短期間で終わらせたいっていう思いでやっているということには、もうこれは変わりないです。今もそうです。1つは、効果として100%じゃなかった、期待どおりですかというと、減少にはなっていませんが、ただ、あのまま右肩上がりで上がっていたら非常に、本当に危ない状況だと思っていましたが、その右肩上がりの状況はなんとか脱していると。そして医療部の報告でもありましたけれども微減。頭打って、ちょっと微減かなと、高止まりかなというのが今の評価なので、全体で、今いろんなところで広がっている、感染が広がっているところの中でも微減にとどまっていると、山を抑えているという点では、やっぱりそこの皆さんに協力いただいた効果が十分表れていると思います。 ただ、その高止まりの状況だと、どうしても重症者ってあとから増えてきますし、これからやっぱり重症者の数を減らす、陽性者の数を減らす、減少傾向の波、減少傾向に持っていかなきゃいけないと思っていますので、本当に心苦しい苦渋の判断ですけど、継続のお願いをしたということです。2週間。 NHK:すいません、もう1点なんですけれども、重症者が増えると同時に亡くなる方も最近かなり増えていて、今日は過去最多の14人が亡くなったということなんですけれども、このことについての受け止めをお聞きしてもいいでしょうか。 吉村:お亡くなりになられた方のご冥福を心からお祈り申し上げます。どうしてもクラスター、高齢者施設のクラスターであったり、高齢者の方に感染が広がると命が失われると、そういうウイルスでもあります。今日も発表がありましたが、お亡くなりになられた方の平均年齢が77歳ということですので、高齢者の方が感染するとやっぱり命を失う確率が非常に高くなると。で、大阪は高齢者の感染者も多いということなので、なんとかクラスター発生抑止、高齢者に感染が広がるのを防いでいきたい、そういうふうに思います。そのためにも陽性者全体を減らしていく必要があるというふうに思います。