大阪府コロナ会議後、吉村知事囲み取材(全文2)12月下旬までには下降曲線に
無償のPCR検査を実施する考えは
大阪日日新聞:もう1点伺います。その重症者を減らすっていう部分ですけれども、問題になっているのが高齢者施設のクラスターだと思うんですけども、ここについていろいろ職員さんが回られたりとか聞き取りされたりとか、いろいろ動かれているとは思うんですけども、有効な手だてとも言い切れないと思っておりまして。それで他都市の事例なんかも研究してっておっしゃいましたけれども、他都市では民間企業から、希望する高齢者施設が唾液を送ってPCR検査、無償でするみたいな動きも出ているんですけども、無償のPCR検査っていったところになんかお考えはございませんでしょうか。 吉村:大阪の場合、施設で働く人が約20万人いると。施設が何万人やったかな。2万施設ですかね。2万施設、20万人。で、利用されている方が90万人いるという状況なので、一斉に検査するっていうのが少し現実的ではない部分もあるとは思いますが、ただ、その中でも、もしなんらかの症状があったらすぐに受診してくださいと。で、もし陽性者が出て、一斉にそこは全部検査するという方針を立てているので、そこをより実効性あるものにしていくと、検査体制としてはやっぱり強化をしていきたいと思います。それからやっぱり現実の見回りというか、そういったこともやりながら、1つでもクラスターは減らしていく努力をしたいというふうに思っています。今日も福祉部に指示出したとおり、ちょっとそこは、考えられるものは全て考えてくれという指示も出しているところです。 大阪日日新聞:ありがとうございます。 吉村:あとはそれ、もうちょっと厳密に考えるとお亡くなりになられる方を減らすという意味で、やっぱり非常に重要だと僕は思っています。重症者の内訳見ると75%が感染経路不明なので、逆に言うと施設に入っていない比較的元気なお年寄りの方に感染が広がって重症者が増えているというのがわれわれの分析です。